イケメンプラズマ使い (ページ16)

今日:100 hit、昨日:97 hit、合計:63,811 hit

13、ステキな先生と心配ページ16

だからピンピンしてるのか、

と一人で納得していると相澤先生が病室に再びやってきた。

ヤバい、怒ってるかな。勝手に飛び出して。

梅雨ちゃん達がバレたのは私が騒いでこちらに気を引いたからだよね。

申し訳ないな。

椅子に座った先生。

相「まぁなんだ。色々言いたいことはあるが、まず、お前が元気そうで良かった。」

そして、ありがとう。と。

相「一人で飛び出したことに関して色々言いたいが、お前が飛び出して来てくれなかったら脳無以外のヴィランもいて、俺は死んでいたかもしれない。助かった。」

そしてもう一度、ありがとう。と。

『先生。梅雨ちゃん達は無事ですか？』

相澤side

『先生。梅雨ちゃん達は無事ですか?』

その言葉を発した光熱の顔には後悔があった。

きっと自分のせいで緑谷達が気づかれたとでも思っているのだろう。

相「緑谷があのあと、オールマイトをかばうために腕をやったが、それ以外皆無事だ。あと、あのとき3人が襲われたのは、光熱のせいじゃない。あの様子だと元々気づかれていた。気にするな。」

『あ、あの…先生は…、私の行動が、正しかったと思いますか？』

まだ晴れない表情で聞いてきた。

相「正しかった、正しくなかったかで言えば答えは後者だ。」

『…で、でも、先生助かったって！「それとこれとは話が別だ。」……。』

相「俺は教師。光熱は生徒。結果的に死者は出なかったが、もしかしたらお前が死んでいたかもしれない。飯田が増援を頼みに行っていたんだ。世間ですれば、勇気ある行動とみなされて讃えられるだろう。でも現場は雄英だ。俺達以外にもプロヒーローはいた。」

相「結果だけ見れば正しくなかった行動だ。」

でも、俺はお前のおかげで生きている。

そう続けようとした。

『私ヒーローになりたいんです。ヴィランが来たとき、先生も皆も戦っていた。守っていた。でも私は護られていたんです。皆も困惑していました。でも、行動して戦って護ってました。私だけ護られてました。ヒーローになりたいんです。』

相「光熱。人の話は最後まで聞け。」

光熱の頭に手を置いて

相「結果だけ見れば正しくなかった行動だ。でも、俺はお前のおかげで生きている。俺はお前に護られた。ちゃんとヒーローの卵だ。」

無性に頭を撫でてやりたくて撫でる。

すると光熱は涙を流した。

『先生は生徒想いのステキな先生ですね』

泣いてる光熱はそういった。