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『弱い癖に一丁前に責任感じてんじゃないよ！
オールマイトがギリギリで勝てたあいつに！
ベストジーニストが他のプロヒーローを守りながらだったとはいえ、負けた相手に！
私が完敗したあいつに！
今の勝己が勝てるとでも思ってんの！』
きつい言葉なのはわかってる。
でも、真剣に答えてくれた勝己に情けはいらない。
私も本気で答えなきゃいけない。
爆「ｯだから！俺があそこで捕まんなきゃよかった話しだろ！」
『勝己は弱い！
いい？勝己！ほんとに弱いヤツは言い訳並べて後悔ばかりして前に進まないヤツだよ！
勝己はそれ！今の勝己は弱い！
でも！勝己はそんなんじゃないでしょ！』
爆「ｸﾞｯ、ぞれは！死者が出なかったっつー結果論だろ！」
勝己の目から涙が落ちる。
プライドが高い勝己のことだから、あまり人前で泣かないんだろうな、
こぼれ落ちるほど気にしてたんだ、勝己は。
『じゃあ勝己の捕まんなきゃよかったってのも結果論じゃない！
おあいこよ！
それに！そんなに責任感じてんなら“次”守ってよ、
私とベストと、プロヒーローと、地域の方々を。
誰も死んでなんかないの！
オールマイトだって！生きてるの！
私だって！
ベストジーニストだって！
それに！
勝己だって！
生きてるじゃない！
次守ってよ
そしたらおあいこでチャラね、』
緑谷 SIDE
昨日の夜、切島君が
切「明日光熱先輩来るかもってよ！
爆豪には内緒しててくれって頼まれたから、みんなも内緒で頼む！」
なんて嬉しそうに、笑顔で言っていた。
だからみんな驚いた。
『おはよ〜！』
いつも通りの笑顔で言っていた。
切「おはようございます！光熱先輩！」
僕も挨拶しに行こうとしていた。
『勝己！』
途端真顔になり叫ぶようにしてかっちゃんの名前を呼んだことに。
かっちゃんが顔を背けると、また笑顔になって
『みんな急にきてごめんね〜』
八「いえ！事前に切島さんからお話は聞いておりましたので！」
かっちゃんがは？みたいな顔で切島君を見てる。
『ありがとうね〜 』
かっちゃんは舌打ちをして共同スペースを出ていこうとする。
『勝己。』
ピタッと止まる。
『勝己いつまで引きずってんの？』
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作者名：莉央 | 作成日時：2023年5月7日 10時
