雄英高校3年生のプラズマ使い (ページ34)

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10時30分。

こなぁーい！

やっぱこないか。

まぁそんなときのために面会時間はお昼からにしてある。

元々来ないだろうと思っていたから、私は鋭児郎君に昨日の夜、言っておいたのである。

1年Ａ組の寮前に立つ、

いざ！出陣！

そう、昨日夜鋭児郎君に言っておいた。

『明日勝己と出かける予定なんだけど、多分勝己時間になってもこないから、

その時寮までお邪魔していい？』

切「あ、はい！大丈夫っすよ！」

なんて軽いんだ鋭児郎君。

『あ、勝己には内緒ね！』

切「了解っす！」

ノックしてはいる。

『おはよー！』

Ａ組の殆どが共同スペースにいた。

切「おはようございます！光熱先輩！」

おお、元気だな。私もだけど。

それからみんなが、挨拶しようとしてくれる。

その前に私は呼んだ。

『勝己！』

みんなポカーンとしている。

勝己はバツが悪そうに顔をそむけた。

『みんな急にきてごめんね〜』

八「いえ！事前に切島さんからお話は聞いておりましたので！」

勝己がは？みたいな顔で鋭児郎君を見てる。

『ありがとうね〜』

勝己は舌打ちをして共同スペースを出ていこうとする。

『勝己。』

ピタッと止まる。

『勝己いつまで引きずってんの？』

みんな静かに私に耳を傾けてくれている。

『勝己。なんで会いに来てくんないの？』

爆「チッ、俺の！俺のせいでてめぇは怪我したんじゃねぇか！死にかけたんじゃねぇか！」

『なんで勝己のせいなの？』

爆豪side

なんでかって？

爆「俺が弱いから捕まって！俺が弱いからAも！ジーパン野郎も！怪我してんじゃねぇか！」

『確かに。』

クソ！やっぱりAだって思ってんじゃ『確かに勝己は弱い。』

『でも捕まったのは、そもそもヴィランが悪いじゃん。

私とベストジーニストが怪我したのは、オールフォーワンに及ばなかったから。

悔しいし！悲しいけど！』

それまで静かに聞いていたクラスのヤツは外へ出た。

爆「だから！俺がそもそも捕まんなきゃ、こんなことにはならなかったし！オールマイトが終わることも！Aが死にかけることも！ジーパン野郎が活動休止になることも！なかったじゃねぇか！」

汗が止まらねぇ。声がびっくり返ってばっかりだ。クソダセェ。

『弱い癖に一丁前に責任感じてんじゃないよ！』