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学校が始まって早1週間がたった。
今日は蛍とのお別れの日。
『蛍。すぐ会いに行く』
蛍「ゔん。待ってる」
『叔母さん達によろしくね、風雅ちゃんと風斗君と仲良くするんだよ』
蛍「ゔん」
『蛍。行ってきます』
蛍は今日大阪に引っ越す。
叔母さん達が迎えに来てくれるそうだ。
ホントは会って挨拶したいが、私も先生の迎えがあるので先に出る。
泣くのを我慢して顔も目も真っ赤にした蛍の目には涙が溜まっている。
『すぐ会えるから。すぐ会いに行くから』ｷﾞｭ
蛍をｷﾞｭーと抱きしめる。
うわぁ〜！いい匂いする！
蛍「俺も。俺も会いに行くから」
『待ってる』
そう言いドアをあけ、振り返る。
『行ってきます！』
蛍「いってらっしゃい！ねぇちゃん！」
今日は消太先生とひざし先生が迎えに来てくれた。
消太先生は何も言わずに頭を撫でてきた。
車に乗って隣にひざし先生が座る。
『先生。
蛍めっっっっちゃくっっっっっちゃ可愛かった。
どうしよ!?誘拐とかされないかな!?え！どうしよ！大阪のヒーロー…。あ！ファット！ファットガムに頼んで護衛してもらおうかな！環も居るし安心しだ！』
それからいつも通りの私に安心したのかひざし先生は一気に騒がしくなった。
まぁ私のためでもあると思うけど。
ひざし先生に便乗して私も騒いだ。
車内が一気に騒がしくなったが、いつもならここで使うであろう個性を消太先生は使わなかった。
寮についた。
大きな荷物は先に運んでもらっているためキャリーケースだけ。
ゴロゴロ転がしながら歩く。
1年Ａ組の寮を通るとき丁度ドアがあいた。
鋭児郎君てある。
『やっほ！久しぶり！どこ行くの？』
切「お！光熱先輩チワｯス！今から先輩達の寮行くんすよ！一緒にいきましょ！」
鋭児郎君と寮までの道のりを歩く。
切「インターンの説明してもらった日から天喰先輩にファットガムのところに行けるよう頼んでもらおうと思って毎日お願いしてんすよ！
なかなか紹介してもらえなくて」
『………。』
切「光熱先輩？」
『鋭児郎君。その話私も乗ったよ』
切「え!?」
、
in car
相「A、担任から聞くとは思うが、ベストジーニストが活動休止状態だからインターンは中止だ。
その間他のとこ行っててもいいが、受け入れてもらえるかは別だな。
お前ヴィランに殺されかけてるし」
、
『だから！私もファットのところ行く！』
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作者名：莉央 | 作成日時：2023年5月7日 10時
