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爆豪side
謹慎中の俺はいつも通り掃除を済ませた。
あいつらが帰ってきて騒がしくなり、勉強をしに自室へ戻った。
いや、戻ろうとした。
芦「3年生やっぱ凄かったね！」
葉「ね！ね！波動先輩も光熱先輩もめっっちゃ可愛かったし！スタイルもよかった！」
バッ
あいつの名前が出てきて驚いて勢いよく振り向いた。
周りが一瞬固まったあと、すぐニヤニヤしてきやがった。ｸｿｯ
芦「なにぃ〜？爆豪、もしかして“A”先輩のこと気にした？」
上「ﾊｯ！爆豪！もしかしてお前そういう！」
爆「どういうだよ！うるせぇ黙ってろ！死ね！」
無性にイライラする。
俺の知らないあいつがいるのは当たり前だ。
その事実がムカつく。
後から入ってきたクソ髪と醤油顔は呑気に共同スペースまでやってきた。
切「まさかあの時の先輩が光熱先輩だったとはな〜」
瀬「え、切島現場にいたのに気づかなかったのかよ」
切「いやぁ〜あの時は色々あったしな〜、ってかよぉ相澤先生と仲良かったんだな！」
そのてその場がまた固まった。
〈相澤先生と仲良かったんだな！〉
その言葉が頭に流れる。
切「?皆どうしたんだ、お！爆豪今日も掃除ありがとな！」
ﾆｶっと効果音が聞こえそうな程の笑みで言われた。
醤油顔はこの場の空気を察したのか頭を抑えて下をむく。
そして空気が読めないバカが、言う。
上「バッカ切島！爆豪が失恋しちゃうだろ！」
切「？？あ！そういうことか！悪ぃ爆豪わざとじゃねぇんだ！
でも安心しろ！光熱先輩は相澤先生のこと友達っつてたからよ！」
爆「ｯチだからどういうだよ！ざけんな！死ね！黙ってろ！」
そのまま部屋に戻る。
切「？爆豪いつも以上に荒れてんな、なんかあったか？」
そして空気が読めないバカが言う。
芦「さっさと“好き”だって認めちゃえばいいのに〜」
、
それを最後に会話は聞こえない距離になった。
そうだな。そうだ。
確かに俺はあいつがそうかもしれない。
でも、俺はあいつに大怪我負わせちまった。
合わせる顔がねぇんだ。
でも、俺はあいつが＿＿＿＿。
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作者名：莉央 | 作成日時：2023年5月7日 10時
