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その後先生から聞くと、
ねじれ達は校長と学校へ戻ったそう。
蛍は、予定より早く起きた私の着替を持ってくるためにオールマイトと一旦家に帰ったそう。
しばらく消太先生と話をしているが、私が一番聞きたい話が上がってこない。
『……。消太先生。勝己はどうなりましたか？ベストジーニストはどうなりましたか？ちゃんと治療受けてますか？他のヒーローの方々も無事ですか？何故オールマイトはあの姿になってしまったのですか？
消太先生。教えてください。』
さっきまで馬鹿みたいに、私がタフである。ということについて大笑いしていた私の変わりように驚いている消太先生。
蛍がさっき話していた全寮制の話も関わって来るのだろう。
遅かれ早かれ聞く話。
相「はぁ、A。まずは自分の心配を『私の心配はいっぱいしてもらいました。』…。」
それから何かを悩んでいるのか、だんまりを決め込んだ先生。
『消太先生。遅かれ早かれ聞く話です。教えてください。』
まっすぐ消太先生の目を見る。
しばらくして、またため息をついた消太先生。
『オールマイトや校長先生とも話して、話すのはお前が完全に回復してからにしようとしてたんだ。Aの言うとおり、遅かれ早かれ聞く話だからな。Aのことを心配した結果の判断だ。お前はご両親を亡くしている。ちゃんと力を身に着けた今だからこそ、自分をもっと責めてしまうんじゃないかと思っている。』
それでも聞くか？と消太先生。
正直、消太先生もあまり話したくないようなことなのだろう。
でも私は聞きたい。
皆で必死に守った立派なヒーローの卵とプロヒーロー達の話を。
勝己は無事。
オールマイトは本来の姿を晒すこととなり、事実上の引退。
ベストジーニストは活動休止の重症を負った。
オールフォーワンはタルタロス収監することができたが、
連合の奴らには逃げられた。
『先生。話してくださり、ありがとうございます』
ベッドに座ったままだが礼をする。
『先生。確かに私は、両親を亡くした際、とても悔しくなりました。両親からもらった個性。せっかく強い個性をもらったのに、その個性を大切な人のために使えないで意味がない。確かにあの頃は個性の使い方を知らなかった。
そして今はその使い方を学んだ。そして、精神も成長しています。
誰も死ななかったならよかったです！私1人でみんなを救うことはできないって知ってます。
お気遣いありがとうございます！』
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作者名：莉央 | 作成日時：2023年5月7日 10時
