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勝己は爆速ターボで私に近づいてそのまま突進←
『ぅぐへｯ』
この状況で私が彼らの速度に追いつけるほど速く飛べるわけもなく、
それをわかって勝己は私も一緒に連れて行くのはわかってる！
でも先輩ぞ！
もっと丁寧に扱え！
爆速ターボで私を拾ってそのまま夜のお空へタイブ。。
しかも片腕で支えられている状態。
爆「…バカかよ」
仲間に言う勝己。
相変わらず暴言だけども嬉しいのは伝わってる。
可愛い奴め。
でもな勝己。
『先輩としての威厳が……。』
爆「アホかA。休め。」
いつにもなく優しい勝己のちょっと低めな声に安心してしまった。
『うん、ちょっとだけ…やす、む』
爆豪side
ボロボロなA。
俺が、俺が。
いや、今俺がこんなこと考えたって仕方がない。
とりあえずここから逃げ出す作戦を考えていた。
Aがゆらゆらとおぼつかない足取りで立ち上がり、
引きつった笑顔で俺の頭をなでた。
『オーｯ、ルマイｯト！ﾊｧ、私達は、この場をｯ離れます！ﾊｧなので、思う存分！やっちゃってください！』
Aはわかってたんだ。
俺たちが加勢しようとしたら、逃げずにその場にいたら、邪魔をしてしまうを。
オールマイトが俺たちを守らなければならないほどの力の相手だと言うことも。
クソかっけぇじゃねぇか！
確かにヒーローなら仲間を置いて逃げることはしない。
だから、一旦“離れる”。
見捨てた訳じゃない。
その場の最善を、すぐ判断して行動するAはかっこよかった。
Aはいつも通り走るが呼吸も荒いし、足に力が入ってない。
本人は先輩の意地だとか、威厳だとか気にしてんだろうけど、そんなの気にせず俺が抱えて遠くへ行こうとしたとき、
連合の奴らが俺たちを囲んだ。
(クソ！もっと早くAを連れて行けば！)
ト「かぁいいです！Aちゃんお友達になりましょう！」
連合の女がふざけたことを言いやがった。
俺がいい返そうとする前に
『は？ふざけるなﾊｧﾊｧ勝己あっちの近距離系のやつは任せたよﾊｧﾊｧﾊｧ援護射撃するから』
そう言い銃を構えた。
(クソかっけぇじゃねぇか！)
Aがかっこよくて仕方がない。
でもなぁA。お前は俺が、
爆「A。俺が守る。」
しばらく交戦した後クソ髪達が助けに来やがった。
ホントは手を取りたくない。
でもこれが最短距離で、Aを助ける方法だった。
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作者名：莉央 | 作成日時：2023年5月7日 10時
