再会のロンド ページ40
『関係性のありそうな物品が見つかっています』
サイドボックスに手をかけて先程の切り抜きをゴトーさんに差し出す
『村に寄ったときに、何者かによって入れられていました。銃殺事件とありますよね。』
流星街で起きた事は事件にもならない。そうイルミさんは言った。
じゃあ、この銃殺事件は、何処で起こったのか
「流星街の外で生まれたという確信があるのか?」
『もう一度、記憶に刺激を与えることが出来れば全て分かるはずです』
家族に引き渡されなかった女性の遺体。
誰が、何の目的のために私達にこの切り抜きを入れたのだろうか
「……連絡がついた。中心部で待機しているらしいから行くよ」
突然、イルミさんが着けていたイヤホンをとって振り向く
『誰と連絡をとっていたんですか?』
「幻影旅団。」
『は?』
目的地に向けて加速するヘリに揺られながら聞き返すと、イルミさんが笑い声を漏らす
「団長が知り合いなんだよね。この話、ちょっと面白そうだし」
とんでもないことをしやがるこの男
『ヒソカさんも居ますか?』
「いや、ここに来るなら結成メンバーだと思うけど」
成程、メンバーの中でも分かれてるのかな?
暫くヘリに体を預けていると、窓の外が灰色に曇りだしていく
ガスやスモッグの類いかな。ここが、中心部なのだろうか
機体が地面に着陸して、イルミさんが先に外に出る
「久しぶりだな、イルミ=ゾルディック。」
低くて、どこか優しい。聞き覚えのない声
「執事もいるけど、いい?」
「ああ、問題ない。それより、Aは居るのか?」
私のことを、知っている……。ドアを開けて、地に降りる。
『こんにちは。』
目の前には、黒髪の男性。額の十字模様は、なぜか見覚えがあった
「何年ぶりだ?シャルナークに生きてると聞いた時は驚いたが」
『記憶を失ってしまったんです。私は死んだはずなんでしょう?』
男性が目を開いて何かを言いかける。
「死んだよ。身体中に穴開けられて」
姿を現したのは金髪の、、シャルナークさん。
不思議とショックは覚えなかった
「流星街で君のことを初めに見つけてきたのはマチ。そこにいる女の子だよ」
シャルナークさんが指差す方に視線を向けると、こちらを凝視する桃色の髪の少女。
『マチさん、私について何か覚えている事はありますか?』
「マチでいい。あんた孤児の保護で来てたんだよ、ここに。」
夢の中で聞いたことのある、良く通る声だった。
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shela(プロフ) - たぬぽこ//tanupokoさん» コメントありがとうございます!女神のようなお言葉に天使と見間違いました、はい。キャラの性格にはこだわりがあったので好きと言ってもらえてもう嬉しくて、、!ちょっとこれから喜びの舞で町内回ってこようと思います!夜中徘徊している人がいたら私です (2019年3月1日 23時) (レス) id: 7563e3b788 (このIDを非表示/違反報告)
たぬぽこ//tanupoko(プロフ) - コメント失礼します!所々の言葉遣いが面白くって面白くって(笑) 思わず時間を忘れて読み込んでしまいました。主人公のキャラが好きでこれからどう立ち回っていくのか楽しみで仕方ありません! (2019年3月1日 21時) (レス) id: c2eb6ebcf4 (このIDを非表示/違反報告)
shela(プロフ) - るみさん» コメント、ご指摘わざわざありがとうございます!読みやすいと言ってもらえて嬉しさのあまり現在進行形で口から心臓が飛び出しました、、台詞の部分至急修正します!m(_ _)m (2019年2月13日 16時) (レス) id: 7563e3b788 (このIDを非表示/違反報告)
るみ - ページ23 ゴトーさんのセリフが夢主のセリフになってますよ!読みやすくて、一気に読んでしまいました、笑 (2019年2月13日 12時) (レス) id: 07b463bee0 (このIDを非表示/違反報告)
shela(プロフ) - ヒナさん» なんとありがたいお言葉を!嬉しすぎてもうヒナさんに足を向けて寝れないくらいです!!寝ません!ありがとうございますm(_ _)m頑張ります! (2019年1月7日 6時) (レス) id: 7563e3b788 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:shela | 作成日時:2018年12月31日 16時