執事室はダイヤモンドリリーに染まる ページ24
「Aのスキルからして制約があるのは間違い無さそうだな」
『制約？』
開いたカーテンの間から星空が覗く
ゴトーさんは考えるように目を上げる
「まず、この世の人間は誰しもオーラを持っている」
何だろう。聞いたことない
「そのオーラは、ある時意図的もしくは才能的に体の精孔が開くと流れるようになる。そのオーラを使って様々な力を手に入れ使いこなす人々を念能力者と呼ぶのだが、」
話が全く分からない。オーラ、能力。アニメの話をしているようだ
「念にも種類があってな。物を創造したり、動かしたりなんてあるがAの身体の再生。それも念だ。」
だが、オーラが見えないな。無意識に絶でもしてないか？などと1歩間違わなくても中二なことを大真面目に聞かれる
『知りませんよそんなパラレルワールド』
あったとしたら、どんなに便利でしょう。と信じていないことを丸出しで口にする
ん、でもそれが存在したら、さっきの気持ち悪い程早い傷の再生の説明がつく
「分かったか？お前の傷が一瞬で治ったのは、恐らく特質系に分類される念能力が意識外に働いたからだ。無意識にでも発動するのは余程制約で制限されているか、」
代償が大きかったからかだな。眼鏡を押し上げるゴトーさんが私を見る
「オーラが見えないところから察するに、そこまで制約に入っている可能性がある。何かの条件の時にしかオーラが放出されなくなっているのかもしれない」
『オーラが出ていたら何か気分に違いはありますか？』
「妙に疲れたりとかだな。無かったか？」
疲れる、か。そういえばついさっき視た夢の私は疲れはてていたような気がする
泣いていた、夢の中でずっと。記憶にある私と、本当の私は一致しているのだろうか。
『私、記憶が抜けてからよく変わった夢を見るんですけど、関係ありますか？』
「あるかもしれないな。もしかしたら本来のAは念を実感していたかもしれないからな」
そうか。記憶を失う前の私は当たり前にこの力を使っていた可能性だってあるのか
『あの、ふと思ったんですけど、ヒソカさんは念って使えるんですか？』
「ああ。俺同様、もしくはそれ以上の使い手だと思うが」
それも詳しく解明しなければいけない。だけど、
『もし、制約があるとしたら屋外とか、曜日とか色々あるわけですよね』
多分私はその答えを知っている。
混同した記憶の糸が、少しだけほどけた気がした
『星です。星空の光の下が条件のはずです』
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shela(プロフ) - たぬぽこ//tanupokoさん» コメントありがとうございます！女神のようなお言葉に天使と見間違いました、はい。キャラの性格にはこだわりがあったので好きと言ってもらえてもう嬉しくて、、！ちょっとこれから喜びの舞で町内回ってこようと思います！夜中徘徊している人がいたら私です (2019年3月1日 23時) (
レス) id: 7563e3b788 (このIDを非表示/違反報告)
たぬぽこ//tanupoko(プロフ) - コメント失礼します！所々の言葉遣いが面白くって面白くって(笑) 思わず時間を忘れて読み込んでしまいました。主人公のキャラが好きでこれからどう立ち回っていくのか楽しみで仕方ありません！ (2019年3月1日 21時) (レス) id: c2eb6ebcf4 (このIDを非表示/違反報告)
shela(プロフ) - るみさん» コメント、ご指摘わざわざありがとうございます！読みやすいと言ってもらえて嬉しさのあまり現在進行形で口から心臓が飛び出しました、、台詞の部分至急修正します！m(_ _)m (2019年2月13日 16時) (レス) id: 7563e3b788 (このIDを非表示/違反報告)
るみ - ページ２３ ゴトーさんのセリフが夢主のセリフになってますよ！読みやすくて、一気に読んでしまいました、笑 (2019年2月13日 12時) (レス) id: 07b463bee0 (このIDを非表示/違反報告)
shela(プロフ) - ヒナさん» なんとありがたいお言葉を！嬉しすぎてもうヒナさんに足を向けて寝れないくらいです！！寝ません！ありがとうございますm(_ _)m頑張ります！ (2019年1月7日 6時) (レス) id: 7563e3b788 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shela | 作成日時：2018年12月31日 16時
