パニックパーティー ページ18
『え？手品ですか？ありがとうございます』
包帯のトランプマークを見つめているとヒソカさんが私の首に手を伸ばす
瞬時に逃げたつもりが、首から消えたチョーカーの感触に気づく
「少しいいかな♦」
『はい？』
白い指先が私の首に回るとチョーカーのチャームがハートに変わっている
突然の手品披露に戸惑っていると、ドレスの隠しポケットから振動が伝わる
『あ、すみません。イルミさんから着信きたので戻ります』
「残念だな♣」
イルミさんナイス。早く戻ろう
バルコニーを後にして先程交換した番号に出ると、単調な声が聞こえる
「A？今俺舞台裏に居るんだけど人形が一体トラブったみたいでさ、ブレーカーを管理する部屋が1階にあるから、どうにかして入って合図したら全部切って」
『全くもって仰っている意味が分からないんですけど』
人形？え、人形遊びしてた訳？
聞き返す前にブチッと切れる電話を片手に時計を見ると、4時45分。
総帥のスピーチまで15分しかない。ブレーカー？電気を落とせと？
屋上のバルコニーから一気に階段を下って近くの警備員に尋ねると、大変怪訝な顔をされる
「1階端にございますが」
もうこの際どうにでもなれと周りの目も気にせず爆走して、電気制御室のプレートが掲げられた部屋に辿り着く
扉の前に三人。警備が居るけど、どうして入ろうか
真正面から入っては捕まるだけだろう。時間がない
辺りを見ると小さな子が一人。本当に申し訳ないけど、、
『どうしたの、そこの君！え？みるも変態なピエロ風の男に襲われた？大変！そこの警備員さん！』
えっ？と呆ける子供の肩を抱いて警備員に呼び掛ける
「どうしました？大丈夫ですか！」
ほらきた。来るとは思ったけどまさか三人もろともやって来るなんて……
『この子が変質者に会ったらしくて』
「分かりました。先輩、自分この子護衛します」
「じゃあ俺は情報を回すから」
「特徴を教えてください。探します」
こいつらアホなのかというほどあっさり三人が持ち場を離れる
警備員に質問をされて何が起こったか整理がつかない子供に、私は両手を合わせてサッと制御室に入る
中に入ると薄暗い部屋の中央に大きな電源。壁一面にブレーカーのバーが並んでいた
とりあえず全部切れって言ってたし電源を壊すのが無難だろう
ポケットからイルミさんに電話を掛けるために携帯を取り出すと、時刻は4時56分を示していた
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shela(プロフ) - たぬぽこ//tanupokoさん» コメントありがとうございます！女神のようなお言葉に天使と見間違いました、はい。キャラの性格にはこだわりがあったので好きと言ってもらえてもう嬉しくて、、！ちょっとこれから喜びの舞で町内回ってこようと思います！夜中徘徊している人がいたら私です (2019年3月1日 23時) (
レス) id: 7563e3b788 (このIDを非表示/違反報告)
たぬぽこ//tanupoko(プロフ) - コメント失礼します！所々の言葉遣いが面白くって面白くって(笑) 思わず時間を忘れて読み込んでしまいました。主人公のキャラが好きでこれからどう立ち回っていくのか楽しみで仕方ありません！ (2019年3月1日 21時) (レス) id: c2eb6ebcf4 (このIDを非表示/違反報告)
shela(プロフ) - るみさん» コメント、ご指摘わざわざありがとうございます！読みやすいと言ってもらえて嬉しさのあまり現在進行形で口から心臓が飛び出しました、、台詞の部分至急修正します！m(_ _)m (2019年2月13日 16時) (レス) id: 7563e3b788 (このIDを非表示/違反報告)
るみ - ページ２３ ゴトーさんのセリフが夢主のセリフになってますよ！読みやすくて、一気に読んでしまいました、笑 (2019年2月13日 12時) (レス) id: 07b463bee0 (このIDを非表示/違反報告)
shela(プロフ) - ヒナさん» なんとありがたいお言葉を！嬉しすぎてもうヒナさんに足を向けて寝れないくらいです！！寝ません！ありがとうございますm(_ _)m頑張ります！ (2019年1月7日 6時) (レス) id: 7563e3b788 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shela | 作成日時：2018年12月31日 16時
