Aぇ！！の長いおはなし

33. ページ7

＊まゆの部屋


小島「はよ風呂入り？」

「めんどくさい」

小島「めんどくさいちゃうわ
　 明日の朝の方が面倒やろ
　 酔い覚ましにでも風呂入りー」


渋々準備をするまゆ
倒れられても嫌やから部屋で待たせてもらう


小島「倒れんようにしいや」

「はーい」


30分くらい仮眠とらせてもらおうって思ってたら
寝落ちてもうて
いつの間にか横に座っとるまゆ


「お、起きた」

小島「ごめん寝てたわ」

「髪乾かしてや」


なんて言われても悪い気はせん
酔いもだいぶ覚めたみたいやな


小島「今日めっちゃ酔ってたやん
　 なんかあった？」

「別に何もないで」

小島「じゃあええけど」

「…なんか甘えたかったんかな？
　時々そんな時ない？」

小島「まあ、わかるで」

「まさまさには迷惑かけちゃったな」

小島「まあ、そんな時があってもええやろ」


いつも末リチャと先頭に立ってくれてるまゆ

疲れちゃう時もあるよな
たまたまそういう日だったんかもしれん

お酒の力を使って解放したくなったんかな？

正直お酒の力を借りんでも
あまえてくれてええのに


「…ドライヤー気持ちええな
　昔お兄ちゃんにしてもらってた時みたい」

小島「おお、そうかい。よかったわ
　 ちゃんと布団かけて寝るんやで」


って布団に入るところを見届ける


「時々こじけんがお兄ちゃんみたいな時あるよな」

小島「ほんまやで。世話焼けるわ」

「ふふふ。また甘やかしてくれる？」

小島「いつでもええよ」

「そっか。よかった」


って安心したんか眠り始めた

まゆちゃん。
なにに不安になってんのかは分からんけど
そこまでお姉さんせんでええんよ？

メンバーやねんからいつでも甘えてくれてもええのに
俺らもまだまだ気使わせてんのかな？

お姉さんしてる姿を見てきたし
世話焼いてくれてたけど
今はメンバーなんやから
もっともっと頼ってくれてええんやで

甘えてるまゆでも幻滅なんてせえへん
ありのままでおってな？

おやすみ

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