09.にちじょう ページ10
＊福本side
明日までの課題を撮影の隙間時間にやる…
呼ばれて撮影に行けばまゆちゃんと交代で
まゆ「つぎ大晴やで！」
福本「おん、ありがとー」
っていえばイタズラする時の顔をしてるまゆちゃん
ちょっと警戒しながらすれ違ったけど
何もされなくて拍子抜け…
いや、
でもあの顔はこれからイタズラするぞ！って言う
わくわく顔やった気がするんやけどな…
撮影が終わって
他のメンバーのソロカットが残ってるからって
また課題をしようとノートを開けば
ノートの端っこに
かわいいウサギのイラストが描いてあって
吹き出しに
たいちぇ、がんばって！
応援しとるよー！
って書いてある。
これをしたかったんやな笑
そんなまゆちゃんは気づいて欲しかったのか
俺の前の席に座ってにこにこ様子を見てる
小さい頃から一緒にイタズラしてた時の顔や！
やっぱり見間違ってなかったわ
福本「まゆちゃん、書いたやろ」
まゆ「書いた✌️」
福本「書いた✌️ちゃうねん
先生も見るんやけど、ノート」
まゆ「ええやん
福本くんはお友達がいるんですね、
良いことです！ってなるよ先生」
福本「そんな小学校の先生みたいにならんやろ」
とかいいつつも少しやる気が出てきたのは
事実やから残りも頑張るか
福本「あともう少しやからやり切るわ、
ありがとう」
まゆ「んふふふ、がんばれー！」
ってどっか行った
分かっててやってるのか、
まぐれでやってんのか知らんけど
まゆちゃんのそういう細かい心遣いには
何度も救われてきた
飄々としてて掴みどころ無いように見えて
よく見とる
いつもありがとうな、まゆちゃん
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 259人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さっくん | 作成日時：2023年10月9日 17時
