27.デート？ ページ42
＊大晴side
まだ昼過ぎやけど仕事が早く終わって暇
大晴「ひまー誰かこのあと遊ぼう」
「私は帰る！ばいばい！」
はっ！？珍しい
急いで現場から出ていこうとするまゆに
みんながおかしいって顔を見合わせる
いつも用事があってもだらけながら時間潰したり
誰とどこ行くんだーとか聞いてもないのに
ペラペラ話してるのに
末澤「…珍しいな」
リチャ「なんか用事でもあるんやろ」
大晴「にしてもやない？すぐ帰ったやん
いつもなら予定話してくれるのに」
正門「急いでるだけやろ」
小島「気になるし…追うか」
佐野「ストーカーするん！？」
小島「人聞き悪いなぁ
同じ方向に用事あるだけってことにしよ
だれ行く？」
そんな雑な理由で誤魔化せんのか？とは思うけど
俺も気になるし、参加する以外の選択肢はない。
末リチャはプライベートやし放っておきなさい派
まっさんと晶哉は気が引けるから行かんらしい。
俺とこじけんで追っかけることにした。
４人は行かへんくせに
男と歩いてたりしたら教えてな〜って、
どうせないやろって思ってんのか知らんけど。
いい年齢なんやしあり得るかも知らんやろ！
＊駅前
まゆは駅の待ち合わせスポットに立っとる
誰か待ってるんやろうけど…
！！！！
大晴「待って、男やん」
小島「まじかよ」
大晴「うわーどうしよう」
小島「ナンパちゃう？」
大晴「ナンパに手振って近づかんやろ」
小島「待って泣きそう、腕組んでるやん」
大晴「無理ーなんでやねん」
絶望しかないまゆと男の人の腕組みに
ショックが隠しきれん
グループメールに写メつけて送る
大晴:悲報。男と待ち合わせ[画像]
こういう時の誠也くんは反応バリ早い
末澤:は？？？？
偶然装って誰か聞いてきてや
そんなんまじで彼氏だったら立ち直れんわ
ふざけんなとか思ってたら
小島「たいせー行くぞ」
え？まじで言うてる？なにその行動力
大晴「行くん？」
小島「行くわ。気になって寝れんやろ」
大晴「そうやけどさ…」
小島「ほら、行くぞ」
ってズンズン近づくこじけん。
絶対になにも考えてない…←
「あ！こじけん！大晴も！なにしとるん？」
小島「…あ、いやー、あのーぐうぜんですね」
「なにそのぐうぜんですねって」
小島「いやー、うん。大晴と遊びに行こうかなって
ぶらついとって、なぁ！大晴！」
雑なフリやめろ！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 259人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さっくん | 作成日時：2023年10月9日 17時
