04.にちじょう ページ5
＊末澤side
雑誌撮影の日、指定された時間より前に着いたのにもう当たり前のようにいるまゆ
仕事人間だから時間を守るのはええことやけど
なにせ本質は大雑把でだらしのない人間だから
イスを並べて寝てる…
まぁ、廊下に寝転んでないだけええか。
寝てるまゆは本当に静かで
黙ってればいいのにコンビの片割れなだけある笑
寝顔はいつもより幼くて
こいつが入所してきた時みたい
小さくて泣き虫なくせにいたずらばかりして怒られて
怒られたら俺のところきてプンスカしながら
わーわー言ってたのが懐かしい…
まゆ「…ん？？おはよ…
誠也くん来てたん？はやいなぁ」
すえ「ああ」
まゆ「…私の寝顔見て悲しくなってたんやろ？」
なんて意味のわからないこと言ってくる
昔のまゆを思い出して
少し感傷的にはなってたけど
それを見透かされたんか…？
すえ「なんでやねん、そんなことないわ」
って紛らわせて言ったら
まゆ「なーんだ。寝る子は育つ、
もっと私の身長が伸びちゃって
もっとちっちゃく見えてまうやんって
悲しくなってるかと思ったわ」
すえ「…は？」
まゆ「大丈夫だよ誠也くん♪
私はもう身長伸びないからね！
5cm差で留まってるよ！
どっちにしろ私の方が高いけどね！」
って腹立つこといいようる
すえ「うるさいわ、デカすぎやねん
俺だってまだ伸びるかも知らんやろ！」
まゆ「安心しろ。それはない。絶対に」
すえ「は？？？？お前むかつくねん！！！」
＊正門side
控室に入ったら賑やかな声が聞こえてくる
あぁ、今日もAぇ！グループは賑やかです
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作者名：さっくん | 作成日時：2023年10月9日 17時
