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「そんな……」

「嘘よ!この鳥野郎、嘘吐かないで!!」

その結果、ある者は目を見開いてティーカップを落とし、ある者は悲鳴のような声で怒りを露わにした。

「まだ可能性の話だが、君達が理解出来ないとは思えない」

「あんた!A様と所長がどんだけ仲良かったと思ってんのよ!?ふざけてるの!?」

「やめろ!彼は伝えに来ただけだ!!」

「離して!!あいつに何が分かるってのよ!!」

金切り声を上げるのは、Aをいっとう良く好いていた部下だろう。
他の者に抑えられていなければ、今にもこちらに掛かってきそうな勢いだ。

「……ルシフェル殿。貴方はそれを私達に伝え、その後はどうするおつもりで?」

表情の変わらない青年に問われる。

「三日後に友と……ルシファーと話をする。あの部屋や葬儀の時に見た遺体の状況から、彼女の死への疑惑を問うつもりだ」

「もし所長が、A様を殺害した犯人だったとしたら……断罪の名の下に、所長を殺しますか?」

――A様が殺し損ねた男を、お前が?

そんな視線を向けられる。

「…………そのつもりだ。これは、見過ごすわけにはいかない」

「そうですか。では、私からはこれ以上、何も言う事はありません」

そう答えた青年の後ろには、血が滲むほどの強さで下唇を噛み締めながら、まだ私を睨みつける女性の姿がある。

「鳥野郎、覚えておきなさい。もしもあんたの裁きとやらが間違っていたら、私が赦さないわ」

あの時のサンダルフォンと、同じ顔だと思った。

 

「もしあんたが間違っていたら、あんたの面倒を見てたA様も間違ってる事になるんだから!!」
 

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アキ(プロフ) - リクエストに応えていただきありがとうございます!更新されてるのをみてすぐ飛んできました!これからも楽しみにゆっくりと読ませていただきます! (2021年11月25日 6時) (レス) @page20 id: aa044e7ab8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*Reno | 作成日時:2020年10月5日 5時

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