二人 ページ28
｢現在の四季と時刻をお教えてもらえると嬉しいのだが｣
欠片も目を合わせずにそう言えば、ルシファーが端的に｢二ヶ月寝ていた。今は13時過ぎだ｣と言葉を返す。
あの後再び舟に乗り研究所へと辿り着いて、舟から一歩、地面へと足を着いた。
そこまでの記憶はあるのだが、それ以降の記憶は全くない。
ルシファー曰く『外廊下までは歩いていた』らしいが、残念ながら部屋まではもってくれなかったようで廊下の途中で倒れ込んだらしい。
｢あの獣に会おうと意気込んだらこれか｣
｢だが外廊下まで辿り着いただけマシだろう？｣
｢その後誰が運んだと？｣
｢ありがとう、愛してるよルシファー。キスでもしてあげようか｣
｢床とでもしていろ｣
書類へ視線を戻し、そう吐き捨てるルシファー。
｢つれない男だ｣
｢……｣
おっと、集中モードに入ってしまった。
これはもう何を言っても聞こえていないな。
窓の外では、何やらルシフェルとベリアルが話していた。
終始無表情なルシフェルに対し、少々大袈裟なくらい表情を変えるベリアル。
｢…何を話しているんだろうね｣
別に、特別ルシファーへ問い掛けたわけではなかった。
｢さぁな｣
だが、反射的に返された彼の言葉を驚きもせずに受け取ってしまった事に関しては、私は、何も、諸君へ説明ができないのだ。
�爐い弔發了��瓩世覆鵑董�安い言葉では表せない。
表す術を、星の民は持っていないのだ。
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＊Reno(プロフ) - かえでさん» 面白いとのお言葉ありがとうございます。フリーダム系妻面主人公(？)をこれからもゆったりよろしくお願いいたします！ (2020年2月3日 6時) (
レス) id: e0ad1dc33e (このIDを非表示/違反報告)
かえで - すごく面白いです！主人公ちゃんがかっこいい..。続き楽しみにしてます。 (2020年1月27日 17時) (レス) id: 07d90d10b2 (このIDを非表示/違反報告)
＊Reno(プロフ) - うささん» 生存報告ありがとうございます。最近ますます寒くなってキレ散らかす頻度が高くなりました作者です…。楽しみにしていただき嬉しい限りです。ゆっくり更新ではありますが、これからもよろしくお願いします(´V`) (2019年12月26日 19時) (レス) id: e0ad1dc33e (このIDを非表示/違反報告)
うさ - 更新お疲れ様です。私も寒さにキレ散らかして仕事に行ってます....。ルシファー大好き人間なので楽しみにしております。 (2019年12月26日 2時) (レス) id: ef6ea16959 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊Reno | 作成日時：2019年7月11日 2時
