第6話 ページ7
翌日。
俺は気分の優れないまま教室までの長い坂を登る。
登りきって教室に着いた頃にはなんだかいつも以上に疲れていた。
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「今日の体育で烏間先生に5回以上ダメージを与えられたら、6時間目の小テストはなしにします。」
朝のＨＲで殺せんせーがそう言ってた。
この昼休みの間、皆で烏間先生を倒す作戦を考えてる。
「とりあえず、遠距離攻撃はいつも通り千葉と黒瀬中心で…」
皆を取りまとめながら、話し合いを進行させる磯貝がそう言った。
一昨日までの俺なら黒瀬を心から信頼できただろう。
でも、今は無理だ。
…こんな思いのまま黒瀬と組んだら、きっと皆の足を引っ張ってしまう。
だから
「悪い。今日の俺のペア、黒瀬じゃなくて速水にしてくれないか？」
俺は、黒瀬を避ける。
「え、珍しー」
「急にどうしたんだろ？」
なんて声がちらほらとあがる。
そんな中、黒瀬は一人俯いていた。
「いや、ただ最近は黒瀬とばっか組んでたから、たまには変えた方が烏間先生に効くんじゃないかと思って。」
適当にそれらしい理由をつければ、皆納得したような顔をする。
「確かに一理あるわね。黒瀬さん、速水さん。それでいい？」
話を聞いていた片岡が2人に聞くと、2人は静かに頷いた。
「よし、決定だな。…と、なると黒瀬のペアをどうするか。」
磯貝の声に皆が考え出す。
「うーん、そこそこ動けて、そこそこ撃てるやつ…」
「で、短距離攻撃の中心になってない奴…」
皆が思いつく黒瀬のペア条件を上げていく。
と
「俺でいい？」
カルマから手が挙がった。
「カルマか…」
「確かに良いかもな。」
皆が賛成していく。
それを見た磯貝が、話を進めていった。
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体育。
指定された配置場所に向かい、準備に取り掛かる。
岩の上に一丁のライフルを固定しながら速水の方を見ると、速水は銃とライフルを一丁ずつ、手に持っていた。
普段、黒瀬と組むときは俺も黒瀬も固定タイプだから、2人揃って岩にライフルを固定する。
けど、速水は移動タイプ。
…隣にもう一丁ライフルが並んでないのは、何か変な感覚だ。
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湖乃葉（ RANPU） - このお話、とても読んでいてこんな風に書けてスゴいなぁ、と思いました。なので！これからも更新、頑張って下さい！ヘ(≧▽≦ヘ)♪ (2017年12月4日 1時) (
レス) id: 7a40cd812c (このIDを非表示/違反報告)
詩歌(プロフ) - こんばんわー合作のことなんだけど・・・どうしよっか。作品と関係ないコメでごめんね (2017年10月9日 4時) (レス) id: b06e4806af (このIDを非表示/違反報告)
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