★密告47★ ページ47
金田一は同じ、弱者の女子生徒を襲うように指示をされた。もちろん金田一は断ったさ。
でもそれが気に食わなかったやつが弱者の女子生徒をとっ捕まえて大勢のいる教室で襲わせたんだ。
無理やり……真っ裸にされた女子生徒を…
「その次の日だったか…女子生徒は自分で首吊って死んだ」
「・・・・・」
「それからしばらくして金田一は飛び降りたんだ。ここの中庭に」
「____周りは明らかに異常だったよ。」
影山の言葉に続くように作並も話しだす。
「その異常さに影山も飲み込まれたわけだけどね」
「____、」
「国見にギャンブルを受けさせその生爪を剥いだんだ」
国見は俺は金田一が飛び降りてからおかしくなったと言ってギャンブルにはまっていく俺を止めようとした。でもその時の俺にはそれが目障りだった。
「弱者になった国見は金田一と同じように虐げられるようになった。そしてまた金田一と同じことをしようとした奴らのせいで抵抗をした国見は階段から転げ落ちた。そのせいで未だに麻痺が残ってるんだよ」
「____、そうだったんだ……」
「でも、金田一は死んだわけじゃない。生きてるんだけど意識不明なんだ。」
「それって__」
「植物状態、その延命治療費は影山が出してる」
「____そんなことも、黙認されているの?」
Aの言葉に影山たちは黙った。
「この制度を作ったのは現生徒会長、牛島さん。だけど、ギャンブルに関しては副会長の及川さんが作ったんだよ。しかも牛島さんは牛島家のご当主。副会長の及川さんは財務省の御子息。彼らの右に出るものはいない。この学園のルールは全て彼らのもの。彼らがルールなんだ」
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作者名:あさぽん | 作成日時:2016年6月9日 23時