6日目 ページ6
以前のような白ひげ海賊団ではないが、来客が全くないわけはない。
｢よぉ！A！！元気にしてたか？｣
｢シャンクス！久しぶり！｣
両手を広げ待ってくれるシャンクスに、昔のように抱きつこうとしたが、兄たちが邪魔をする。
｢よく来たねい。シャンクス。｣
｢おお！マルコ！お前も久しぶりだな！｣
｢妹にはちょっかいを出さないでくれないか。｣
シャンクスの気さくな挨拶も無視し、私に手を出さないよう警告する。
シャンクスは、そんな人ではないのに。
｢マルコお兄ちゃん、シャンクスはそんなつもりは…。｣
｢A、こっちにおいで、ね？｣
マルコお兄ちゃんの背中に隠された私は、ハルタお兄ちゃんに手を引かれシャンクスと更に距離を離された。
シャンクスは、こんな兄たちを見てどう思うのだろうか。
｢A、お前の兄ちゃんたちは随分過保護だな。｣
シャンクスは、お兄ちゃんたちの殺気をものともせず、ただ、私を見つめていた。
その瞳から、目を反らしたいと思うのは、兄たちだけではなく私も狂ってしまったからだろうか。
｢お頭、警戒されまくってんじゃねぇか。｣
｢違いねぇ！！｣
豪快に笑い、私だけを見つめる。
ハルタお兄ちゃんが、私を背中に隠そうとするが、私はシャンクスを見つめ返す。
何故だか、反らしてはいけない気がした。
｢今日はここで帰るが…Aに無理をさせんなよ、過保護すぎるお兄さん方。｣
いつの間にか私の傍に来ていたシャンクスに、兄たちは警戒をする。
いつの日か酒を酌み交わしたとは、思えないほど。
｢こんな身体に無理をさせて…。｣
それは、私の身体中につけられた兄たちの愛。
顔が熱くなるのが、自分でも分かった。
｢またな。A。次こそ、必ず、｣
そう言って、私の頬を撫でてからシャンクスは自分の船へ戻った。
｢“Aの笑顔を見せてくれ”、だなんて。｣
私は、もう、変わってしまったのに。
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シューイー - コメ失礼します。最後ハッピーエンドかなと思いきや……！？みたいな展開が好きで、ついニヤけながら読んでしまいました！バギーとシャンクスがイケメン…((ｷｭﾝ (2022年5月10日 21時) (
レス) @page22 id: a6ba673fcc (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！とても楽しく読ませて頂きました！今後とも応援しています！頑張って下さい！(*´ω｀*) (2022年1月10日 15時) (レス) id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
らむん(プロフ) - もっちさん» わぁ！またコメントしてくれたんですね！ふふ！ニヤニヤして読んでくださいﾆﾔﾘお？ならば、ここで1つバギー船長に惚れてみるというのはいかがでしょうか((((殴コメントありがとうございます！頑張りますね！ (2020年4月8日 20時) (レス) id: ff4d4c9823 (このIDを非表示/違反報告)
もっち - やばい！ニヤケが止まりません笑バギー船長かっこよ！私だったら即惚れてます笑頑張ってください！ (2020年4月8日 17時) (レス) id: 476dfe49cd (このIDを非表示/違反報告)
らむん(プロフ) - いち、に、さん» ふふふふふ…我らがバギー船長はイケメンなのですよ…ふふふ……。好きになりそう、ではなく好きになってくれたら嬉しいなぁぁ？((((殴……すみませんでした、、 (2020年4月8日 1時) (レス) id: ff4d4c9823 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らむん | 作成日時：2020年4月5日 5時
