Aぇおんなやってます (ページ6)

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がんばりすぎやさんページ6

小島side

Aぇ!groupで一番歴が長くて
何事も全力で俺らを引っ張っていてくれるAちゃん。

ドラマとか映画やとか、
個人の仕事をもらいつつ番宣でバラエティ番組に出た時には必ずと言っていいほど俺らメンバーの話を出してくれる。

誰がどう見ても十分すごい人やのに、
ふとした時に見せる顔がまだ自信なさげ。

歌もダンスも楽器も芝居もなんでも器用にこなしてレベルが高いのに、憧れる人が多いのにそれでもまだまだって。とこまで頑張り屋さんなんやろ。

今やってリハーサルで使った部屋のド真ん中に大の字で寝転がってただただ天井見上げて
急に起き上がったかと思えば荷物の方に歩き出したから止めるよなぁ。

健「Aちゃん！」

「え？小島？まだ居ったん？」

健「Aちゃんいつ帰るんやろと思って」

「もーそろそろ帰ろうかなーとかとかとか」

健「…はい」

「なに」

健「こっち来てください」

本来ならまっさんとか晶哉の役割なんやけど、
今日だけ…今日だけな。

そもそも俺が腕広げてAちゃんは来るのかってとこなんやけど…

「小島のくせに…」

案外おさまってくれるもんやなって腕広げて待ってた俺がびっくり。

「腕広げたくせに緊張して心臓バックバクなってんのやめてくれる？笑」

健「まっさんと晶哉いっつもAちゃんにやってあげてるじゃないですか。だからやってみたんですけど…あかんな」

「あかんのかい」

健「でもAちゃんも緊張してますよね」

「そりゃ小島慣れしてへんから…あーもう、ソーシャルディスタンス、離れて」

健「とんだツンデレやないですか」

「うるさいうーるさい、でもありがとね」

ひとりで抱え込まないで
頼ってくださいね俺ら男6人居るんやし。