からっぽの、お人形 [MHA] [轟焦凍] (ページ2)

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中学生生活もあと少し、私は担任に職員室に呼ばれた。

何もしてないと思うんだけど。

『失礼しまーす、3年成神です』

｢お、成神か。校長室行けってさ｣

いつもジャージを着ている気さくな若い男の先生で人気らしいけど私には興味無い

ていうか、中学3年生の大事な時期に若い先生を担任を持ってくるなよ。

校長室の無駄にふかふかなソファーに腰かけて少し待っていると校長先生が来た。

遅い、待たせるな。放課後はコンビニ巡りしてお菓子を貯める時間なのに

『ご用件は何でしょう』

｢成神、驚くなよ？お前に雄英高校の推薦が来てる｣

・・・・・・あのババアやりやがったな。

私、一度も相談されて無いけど？勝手に進路考えてんじゃねーよ

『あ、ハイ』

｢成神の進路は雄英高校と士傑高校だったか・・・丁度良いじゃんか！良かったな｣

お前も良かったな、自分の受け持ったクラスの生徒に雄英高校からの推薦が出るなんて、
出世コースまっしぐらで羨ましいや。

｢成神は推薦受けるか？｣

『そうします』

ここで推薦を受けないって言ったときの先生達の顔を見たかったけど、元々ヒーロー志望だし喜んで推薦を貰っておいた。