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嫌悪 ページ18

「パパとママもきっと喜んでるよ。」



「うん、ありがとクロお姉ちゃん。」




クロお姉ちゃんは、私の前にしゃがむ。





「クロお姉ちゃん?」




私に会いたいって言ってたけど、今日は何か私に用事があったのかな。




「君にね、記憶を渡しに来たんだ。」




「記憶?」




「う〜ん、ちょっと語弊があったかな。




記憶を渡すというよりは、君の中の封印されている記憶を、解放するって感じかな。」




「えっ!?」




封印された記憶?




あれ、でも私….…確かに自分で、記憶は封印していたことはあったけど、それとは別に、まだ封印していたものがあるってこと?




「君があの施設から逃げる為に、自ら封印した記憶には二つあったんだ。

一つは君が意識的に封印した記憶。

君自身はさらにそこに付け加えて改ざんなどもしていたみたいだけど、それはもう封印が解けて、君は思い出しているよね。

君が、あの実験施設にいた頃の全般の記憶だから。」




そうだ、それを私は思いだしているんだ。




「二つめは、君が無意識的に封印した記憶。

それは今もなお、君の中で封印されている。

ただ、君が成長する度に、超能力も成長するからね、その影響は、体や心にも刺激を与える。

そのせいで、二つ目の記憶の封印が解けかかっているんだよ。

完全とまではいかないけど。」




私の中の無意識に封印した記憶……




ドクン______



あれ、何か嫌な感じがする。





「そう、その嫌な感じだよ。」





「!!」




どうして、クロお姉ちゃんが……





「私も、君と同じ能力だからね。

君が考えていることは分かるんだ。」




そう言って、クロお姉ちゃんの手が伸びると、私の額に触れた。





ドクン_________




嫌な感じが強くなった。





「君はそれを思い出さなきゃいけない。

憎しみの芽は早めに開花させないと、君の将来に関わるからね。」




ドクン______ドクン_________




やだ、やっ……





「いやっ!!」




私はクロお姉ちゃんから離れた。




「やだ、やっ! こわいっよ……」




嫌な感じがいっぱいする。




知っちゃいけないって、言われてる気がする。





「クロ、そんな強引に記憶を思い出さなくても……

大丈夫ですかA。」





パパがギュッと抱きしめてくれた。





よかった。





シュンッ!!






「!!?」





一瞬にして、パパの温もりが消えた。

消えた存在→←クロの決意



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江華 - 番外編も更新頑張ってください! (2018年11月15日 21時) (レス) id: fbe2f2b326 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 江華さん» 完結はしましたが、本編で載せられなかったお話しがいくつかあるので、番外編を出したいとは思っていました。丁度お声を下さりありがとうございます! (2018年11月15日 21時) (レス) id: eca00d5e47 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 江華さん» コメントありがとうございます。すいません、返信遅くなりました。最後まで読んで下さりありがとうございます。作者の励みになっております! (2018年11月15日 21時) (レス) id: eca00d5e47 (このIDを非表示/違反報告)
江華 - 完結お疲れさまデーース! これで完結、なんか寂しいです(泣) 、時間があれば番外編書いてくれますか? (2018年11月14日 19時) (レス) id: fbe2f2b326 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 江華さん» コメントありがとうございます。すいません、返信遅くなりました。スランプ気味で亀さん更新ですが、少しずつ更新出来るよう頑張っていきますので、応援宜しくお願いします。 (2018年5月10日 22時) (レス) id: eca00d5e47 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年5月2日 23時

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