STORY45 ページ47
【彩version】
彩『__________________わぁっ…』
私は辺りを見回す。
辺り一面花！花！花！
彩『小塚クンは何で鍵持ってるの？』
小『…。』
小塚クンは花を真剣に見つめていた。
虫眼鏡を出して観察してはノートに記す。
こんな真剣な顔。事件の調べる時以外しかみてなかったなぁ。
私は黙って小塚クンの顔をまじまじと見た。
すると小塚クンと目が合う。
小『…？』
彩『あっ、ごめんね。邪魔しちゃった。』
小『大丈夫だよ。それより何か気になる花あった？』
私は周りを見た。すると小塚クンの後ろに綺麗に咲いている、薄紫色の花に興味が湧いた。
彩『これ、何？』
小『これはね。クレマチスっていう花だよ。
クレマチスはね世界中に250種から300種分布していて、北半球の温帯に分布してるんだ。
日本には20種類のクレマチスがあるんだけど
薄紫色のクレマチスは、【大和】って呼ばれてる。大和は第二次世界大戦後に優良品種が作られたんだって。
もちろん他の国のクレマチスの色は様々なんだけど、僕が好きなのは中国(満州)産地の【満州黄】かな。
満州黄の色は白と真ん中が黄色でとても綺麗だよ。』
彩『…？』
小『ごっ、ごめん！わかりやすくしたつもりなんだけど…。』
彩『大丈夫だよ！クレマチスって歴史深いんだねぇ。』
私はニコッと笑った。
せっかく説明してくれたんだもの。
小『…。クレマチスの花言葉はねアーヤにぴったりだと思うよ。』
彩『花言葉？』
小『貴方の心は正しく美しい。』
小塚クンは真剣な瞳を向けるから私は胸が
ドキドキした。
彩『あ、ありがとう…』
顔が赤くなった私はすこしうつむいた。
小『僕もっ、いきなりこんな事言ってご、ごめん！！！』
小塚クンの顔は真っ赤で私は思わず笑った。
彩『……ふふっ』
小『あ…あははっ』
中庭が、ほんわかに包まれた時_________
【キーンコーンカーンコーン】
チャイムがなった。
彩・小『…あ _________…。』
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愛梨 - あのー、所々若武が、若竹になってますよ。 (2019年7月29日 12時) (
レス) id: 3e517f9dff (このIDを非表示/違反報告)
にこ - とっても面白いのですが、STORY5 の私のだーいすきな上杉君の言っている「しつこくて」が「ひつこくて」になってますよ! (2017年5月20日 9時) (レス) id: 52f0419879 (このIDを非表示/違反報告)
兎桜(プロフ) - ☆るる☆さん» るるさんありがとう！これからも更新するからよろしくね☆ (2015年7月27日 18時) (レス) id: a3617d606e (このIDを非表示/違反報告)
☆るる☆ - すっごく、面白いです！！このお話大好きです！！更新待ってます！！ (2015年7月27日 17時) (レス) id: e97ab59a82 (このIDを非表示/違反報告)
兎桜(プロフ) - ありがとぉぉぉぉぉ！ (2015年7月27日 17時) (レス) id: a3617d606e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：兎桜 | 作成日時：2015年3月20日 17時
