STORY29 ページ30
【彩version】
あー怖い怖い
思い出したのは、ママがリップを見せてきた
顔だった。顔真っ赤にしてたなぁ…
それにしても…どうしよう
秀明までにはかなりの時間がある
私はある事を思いついた
そうだっ
図書館へいって復習をしよう
本を触るのは嫌だけれど
(切られたページは知っている。参照)
図書館でなら集中できる
私は自分の出した考えに満足して
図書館へとむかった
____________________________________
《図書館》
図書館の静かなムードは好き。
特に数学は静かだと集中出来るから
助かる。
私は秀明のテキストを開いて
数学に取り組んだ
…分からない
自分の数学の出来なさに悲しくなった
はぁ…
??『ここ、分かんないの?』
えっ、
私が驚いて顔を見上げると
砂『よっ』
_________砂原
砂『これはね_________』
砂原が教えてくれる
まだ私はポカンとしたまま
砂『聞いてる?』
私は正気に戻って
彩『どうしてここに居るの?』
と聞いた。
砂『いつも此処で勉強してんだ。俺』
砂『秀明の入塾テスト受けっから』
彩『え、そうなの!頑張ってね応援してる。』
私は嬉しかった。秀明だったら
砂原と会える機会が増えるから
砂『ん。がんばる』
爽やかな笑顔を私に向けた
砂原に私はちょっぴり、キュンとした
砂『一緒に勉強しようぜ。』
彩『もちろん』
どうせだったら2人の方がいい
砂『で、さっきの所なんだけど_________』
砂原は私に解るように丁寧に
教えてくれた
彩『あっ、分かった』
自然と言葉が漏れる嬉しさに私は
ワクワクしていった
彩『砂原って教えるの上手だね。
私、砂原と勉強できてすっごく嬉しいっ』
砂原は笑顔で言った
砂『…俺も立花と勉強出来て嬉しいよ。』
あぁ、砂原ってなんでいい人なんだろう!
私は思った
砂『ねぇ、立花は文化祭何担当?』
この質問にも慣れてきたな
彩『私はメイド役よ。砂原は?』
砂原は「よしっ」と小さく呟いて
砂『俺、執事役っ!』
とキラキラの笑顔で言ってきた
この笑顔には弱いなぁ私…
_________心臓ドキドキなり始めた
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愛梨 - あのー、所々若武が、若竹になってますよ。 (2019年7月29日 12時) (レス) id: 3e517f9dff (このIDを非表示/違反報告)
にこ - とっても面白いのですが、STORY5 の私のだーいすきな上杉君の言っている「しつこくて」が「ひつこくて」になってますよ! (2017年5月20日 9時) (レス) id: 52f0419879 (このIDを非表示/違反報告)
兎桜(プロフ) - ☆るる☆さん» るるさんありがとう!これからも更新するからよろしくね☆ (2015年7月27日 18時) (レス) id: a3617d606e (このIDを非表示/違反報告)
☆るる☆ - すっごく、面白いです!!このお話大好きです!!更新待ってます!! (2015年7月27日 17時) (レス) id: e97ab59a82 (このIDを非表示/違反報告)
兎桜(プロフ) - ありがとぉぉぉぉぉ! (2015年7月27日 17時) (レス) id: a3617d606e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:兎桜 | 作成日時:2015年3月20日 17時