虹を咲かせる日《JW》 (ページ41)

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濱田side

Aの病院に行った。

寝たきりで顔色は悪くて、

こっちが泣きそうになった。

でも、Aはとっても笑顔で

病院のあの先生が面白いとか、

濱ちゃんのグラビアはなで肩が気になりすぎて見てられないとか、

相変わらずだった。

話が盛り上がる中Aが急にこう言った。

「もし、濱ちゃんが曲を作るならなんて曲名にする？」

なんでそんなこと聞かんかわからんかったけど、

「なんか、面白いやつがええかなー」

って答えた。

A「例えば？」

濱「『なんくるさいさー』とか？？」

ふざけてこういうと、

それは照史やん！

って2人で笑った。

濱「関西だったら、『なんくるないさ』はなんやろ！？

『あんじょーやりーな』かな～？？？」

俺がそうやって言うと、

Aは、

「ちょっと違くない？」

って笑いながら、

「でも、いい言葉やな、」

って言った。

後から振り返ると、この時の会話は一生涯忘れんと思う。