検索窓
今日:24 hit、昨日:33 hit、合計:26,227 hit

ページ6

🦋side

Aは朝光と同じタイミングで脱落してしまった。

自分の名前が呼ばれなかった時のAの悔しそうな表情は今でも忘れられない。


「A、ほんまにお疲れ様。男だらけの中今までよく頑張ったな、俺待っとるから、絶対また戻ってこい。」


そう言って背中を叩くと『当たり前でしょ、ハルトだけ先に行くなんて私悔し過ぎるから。すぐに戻ってくるから見てなさい』って泣きながら言ってたっけな。

MAGNUMのメンバーとして選ばれて韓国に戻ってきた時は『ふん、置いてくだなんてだめだからね渡辺!!!!』ってバシバシ叩かれた。


俺はこのグループにAがいてくれて本当に良かったと思う。



初めはもちろん、男女混合グループ?ましてや紅一点だなんてありえない。とかこのグループは失敗だ、すぐ終わるって沢山言われたけど、それをパフォーマンスで黙らせたのはAだ。


普段は絶対口に出せないけど、俺はAのことを尊敬してるし、家族と同じくらい大切に思ってる。けど…


『ルトなんか今日ブサイク?』


「あ?」


『浮腫んでるよ、こっち見て、はいチーズ』


「撮んな、絶対消せよそれ」


『やーだね』


「スマホ貸せ」


『あ、ちょっと触んないでよ変態!ヒョンソクオッパー!!!!』


「おいヒョンソギヒョン呼ぶなってお前まじで…」


『ふっ、相手を考えた方がいいんじゃない?るとくん♡』


「だるお前」


『なんとでも言いな^^』


普段はこれだからそりゃ言えんよな。

でも、そんなAも弱る時はある。


宝石箱Ep1が公開されたあと、アンチが殺到してしまった時があった。

🐯「あれ?Aは?まだ来てないの?」



🤖「珍しいな、Aが寝坊?てか会社の前見た?すごい人の数だったやん」



🦋「多分今日A来れないと思う」



🐹「体調悪いん?」



🦋「いや、昨日1話出たやん、酷いコメントばっかり目に付いたみたいで夜泣いとった」


🐹「Aが?1人で?」


🦋「俺の部屋まで泣き声聞こえてきてAの部屋行ったら段々過呼吸みたいになっちゃって落ち着くまでに結構時間かかった」


🤖「そうだったんや…」


🐯「心配やな…あとでそっちの寮行ってもいい?」


🦋「無理して来なくていいから家にいてって言ってあるから今日は早めに練習終わらせてみんなでご飯でも食べる?1人でいるよりみんながいた方がAも安心するやろ」


🐹「そうやんな、ご飯買って帰ろか」


🤖「そうやな」

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (49 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
384人がお気に入り
設定タグ:TREASURE , tresure , 紅一点
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2024年2月13日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。