【実.況.者】君と僕の恋愛事情【短編集】 (ページ20)

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.　[ky.side] ページ20

やべぇな、この状況。

咄嗟にロッカーへと入ったため、俺とアイツは向かい合わせとなってしまっていた。

なんで、コイツを助けようとしたかは自分でもわからない。

でもさ、風紀、風紀うっさい割りにはちゃんと女の顔になってたけどな。

ばれちゃいそうになったとき、泣きそうな顔しやがって･･･。

ギャップ萌えでも狙ってんのか。

･･･まぁ、それにやられてしまったのは俺自身なんだけど、な。

ずっとアイツの胸が当たってる。

俺が服を破いたせいで、下着のみ･･･。

･･･なんてことしたんだ、俺。

先生「･･･あれ、おかしいなー」

先生2「確かに声は聞こえたんだか･･･」

先生の声が聞こえると、アイツはおどおどしていた。

今にも泣いちゃいそう。

キ「･･･ごめんな、泣くなよ」

アイツの耳元に小声で呟いた。

『･･･っ、、』

･･･は！？

泣いちゃったよ、逆効果だったな。

『･･･ごめん、ね』

キ「何でお前が謝るんだよ」

･･･ったく、コイツは本当によくわかんねぇ奴だ。