【実.況.者】君と僕の恋愛事情【短編集】 (ページ19)

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唇はずっと繋がったまま。

そろそろ私も限界に近い。

『･･･んっ！！ふぅ、、。』

やばい･･･。

これまでで一番大きい声出しちゃったかも。

キ「･･･ばれてもいいの？」

耳元でそんなことつぶやかないでくれ。

自然と顔が熱くなってくる。

やめて、おさまって。

顔が赤いとこなんて見られたら･･･。

キ「･･･っ、、」

何故かアイツも顔を真っ赤にした。

･･･え、な、にそれ。

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先生「･･･そこに誰かいるだろ」

まずい、ばれたか･･･。

先生2「しかも何してるんだ、早く出てきなさい」

先生「おい、お前ら風紀委員長に報告するぞ」

･･･ごめんなさい。

風紀委員長は私なんです。

ごめんなさい、ごめんなさい。

もし、ばれちゃったら

これまで積み上げてきた信頼や期待。

全部崩してしまうことになる。

キ「･･･、」

でも、一瞬でも心が揺らいだ私も悪い。

もういいや、コイツと一緒に罰を受けよう。

私が覚悟を決めた途端、開かれた扉。

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キ「おい、こっちだ。」

･･･え、？

私はそのまま手をひかれ、

空き教室の狭い掃除用具入れのロッカーに私達は入った。