【実.況.者】君と僕の恋愛事情【短編集】 (ページ13)

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.番外編ページ13

『ねぇねぇ、フジ』

フ「ん、どうしたの？」

私達が晴れてカレカノとなって数日。

わたくし、A。只今とても充実しております。

『ちょっと気になってたことがあるんだけどさ、私が気分転換で髪のばしたーって言ったときなんか辛そうな顔してなかった？』

フ「･･･あー、あれね」

フ「･･･いやー、言いにくいんだけどさ、昔、俺が髪は長い子が好きって言ったんだよね」

『あー、うん、覚えてるよ』

フ「･･･いや、あの、だから

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俺のためにのばしてくれたのかなーとか自惚れちゃって、さ」

フ「Aは、気分転換って言ったじゃん？だから、ちょっと辛かったていうか･･･。」

『･･･ばーか』

私はフジにデコピンをおみまいしてやった。

フ「･･･え、」

『･･･そ、んなのフジのためにのばしたに決まってるじゃん！！』

フ「え、だって、気分転換って･･･」

『･･･は、恥ずかしすぎてそのときは言えなかったの。』

フ「ありがと、俺嬉しいよ」

そう言うと、フジは私に抱きついてきた。

『･･･きゃあ！！この変態！！！』

フ「･･･え～、濃厚なキスまでした仲でしょ？」

フジはイタズラにそう言った。

そんなこともなんだか幸せ感じちゃってる私です。

『･･･も、もうばかっ！！！』

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フジとの何気ない会話が一番幸せ感じます。