【実.況.者】君と僕の恋愛事情【短編集】 (ページ11)

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『･･･ねぇ、冗談やめてよ』

フ「冗談じゃないよ」

『ねえってば、、』

瞬間、ベッドに押し倒される。

なんだかフジがおかしい。

『な･･･に、して』

フ「年頃の男女なのに、意識しないほうがおかしいだろ･･･」

･･･え、それって

フジも意識してたってこと？

･･･ううん、今はそんなこと考えてる場合じゃない。

早くどかないと。

そう思うがフジの力は想像以上に強かった。

･･･う、そ。昔はあんなにか弱かったのに。

年頃になって力が増したのか。

フ「･･･ねぇ、A。この制服キヨの匂いがする」

『･･･ぇ、』

そういえば、キス･･･されて。

フ「キヨと何したの？」

そう聞かれ、私は

『･･･キ、スされた』

そう答えた。

フジは一瞬悲しげな表情を浮かべると、

キスをしてきた。

『･･･んぅ、！！』

それも濃厚な。

フジは私の頭をしっかりとつかんで離さなかった。

フジの舌が私の口内でいやらしく音をたてる。

『･･･んんっ、』

舌が歯列をなぞり、私の舌と絡んだ。

『･･･ふ、じぃ、』

フ「･･･A、」

やっと唇が離れたかと思うと

フ「上書き･･･ね」

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フジは儚げに笑ってそう言った。