検索窓
今日:12 hit、昨日:211 hit、合計:1,447,467 hit

佰参拾肆 ページ34

.






振り返って見ると、壁から頭部だけを覗かせたゆしろーくんと目が合った。


その瞬間めちゃくちゃびっくりした顔で隠れる。



どしたのかな。闇討ちでも狙ってたのかな。私のこと嫌いっぽかったもんな。



『…愈史郎くん?まだ何か用事でも、』




……あ、気配が消えた。



『……(帰っちゃったか……)』



ワンチャン"お前は醜女ではない"来るかな〜と思ったけど。やっぱ無いよな。うん。知ってた。




まぁいいや。私も帰ろ。





踵を返し、繁華街へ入る。



もうすぐ朝だというのに、街には酔っ払いやら疲れきった顔の人やらが沢山いる。



あ…忘れてたけど原作では三年後くらいにここでタンジローとムザンが遭遇するよね。

もしかして無惨様、もうここに住んでたりするかな。やばくね。木刀くらい持ってこればよかった。


ていうかこの独り言がもうフラグを立てまくってんだけど。ビンビンなんだけど。やばくねこれ。




『(さっさと帰ろう……そうしよう………)』



人形焼とか美味しそうだし買いたかったけど、それはまた今度かな…いやでも買うだけなら……いやいや……







__トンッ


『ッ(びびったァァァァァァ!!!)!』




突然右肩に黒い鳥が止まった。


鎹鴉だ。



『なんだ……驚かせないでおくれよ……はぁ……"フラグ回収乙!"って叫ぶ所だったじゃないか…』


烏「…?」



マジで吃驚した。無惨様に右肩に手置かれたのかと思った。



『…まぁ、この人混みの中で人の言葉を話さなかったのは、賢明な判断だね。流石烏くんだ』






烏くんの様子からするにおそらくほぼ確定で鬼狩りの任務だろうということで、日輪刀を取りに帰るため浅草を出て夜道を急ぎながら情報を聞く。



『また合同任務か…最近多いね』


烏「不満デスカ!」


『いいや、お館様の仰せのままに、ってね……



…もう夜もそんなに長くない。あと三、四時間と言ったところか…急がないといけないな』







.

佰参拾伍→←佰参拾参



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1265 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3037人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 愛され
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

MARE(プロフ) - 海の中で目開けでも染みませんよ。普通の水と同じです(体験談) (2021年6月26日 20時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
かん - お久しぶりでございます…!楽しみにしてました。これからも楽しみに待っております! (2020年6月7日 16時) (レス) id: b9832c7634 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - すごいハマってます。小芭内かわいいです/笋靴砲呂燭泙蠅泙擦鵝そしてむいくんの可愛さも尊い 小芭内が一時期愈史朗くんに近かったのが笑いました。これからも楽しみにしております。(^-^) (2020年6月3日 2時) (携帯から) (レス) id: b9fae3d1e9 (このIDを非表示/違反報告)
shion - 久しぶりの投稿嬉しいです!!続きも楽しみにしてますっ! (2020年6月2日 1時) (レス) id: bbadf961a9 (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮(プロフ) - めっちゃハマりました!!続きが読みたいです!更新頑張ってくさい! (2020年5月26日 22時) (レス) id: d6f1919e89 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:M2 | 作成日時:2020年1月31日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。