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佰拾捌 ページ18

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ふわりふわりと海の底に落ちていこうとしていた隊服と羽織を捕まえて、二人で陸に上がった。





泳いで行きましたよ、えぇ。煉獄さんと二人で。




煉獄さん、バタフライで派手に水飛沫を上げながら泳ぐかと思いきや、美しく力強いクロールを披露してくださいました。



惚れてまうやろ(チョロい)。







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重くなったスカートを絞り、上の隊服を広げた。



言わずもがなびっしょびしょだ。

着たら肌に張り付くやつ。やだ。




『う〜ん…これを着るのは抵抗があるね……』


煉「だが流石に何も着ないのは不味い!俺は別にいいがAは…」


『杏寿郎くんもよくないよ。

直に夜が明ける。明るくなる前に屋敷に戻ってしまおうか』


煉「……あぁ!Aだけでも帰ってくれ!」


『ん?杏寿郎くんは帰らないのかい?』


煉「俺は夜明けまでに屋敷に辿り着く程速くは走れないのでな!」


『……………なるほど』




あかんあかん、完全に私基準で考えてたわ。そうだよな。いくら煉獄さんでも流石に無理だわ。




『ん〜、どうするかね…』


煉「…とりあえずそれを羽織ってくれ!!」


『(うへっつめたっ)』




私の濡れた羽織を身体に巻き付けられた。ちべたい。




煉「Aはもっと恥じらいを持った方がいいな!」


『なんだい、それくらい持ってるよ』


煉「恥じらいを持った女性はサラシの姿で堂々と男の前に立つなんてことはしないぞ!!」


『…………ごもっとも』


煉「さぁ、早く帰ってくれ!」



煉獄さんが、自身の濡れた隊服を着ながらそう急かす。


私ももぞもぞと動いて、雑に巻き付けられた羽織に腕を通した。



『…杏寿郎くんを置いては行けないよ。家に着くまでが任務だからね』


煉「そうは言ってもな……








……!!!!!!」


『(えっなに…!?)』




名案を思いついたという表情でガバッと顔を上げた煉獄さん。


圧がすごすぎて思わず一歩下がる。




『…どうしたのかな…?』


煉「やはり君を帰すのはよそう!!まずは銭湯だ!!!」


『えっ?……あ、ちょ!、…』





煉獄さんは私の腕を取り、そのまま猟犬の如く走り出した。




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MARE(プロフ) - 海の中で目開けでも染みませんよ。普通の水と同じです(体験談) (2021年6月26日 20時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
かん - お久しぶりでございます…!楽しみにしてました。これからも楽しみに待っております! (2020年6月7日 16時) (レス) id: b9832c7634 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - すごいハマってます。小芭内かわいいです/笋靴砲呂燭泙蠅泙擦鵝そしてむいくんの可愛さも尊い 小芭内が一時期愈史朗くんに近かったのが笑いました。これからも楽しみにしております。(^-^) (2020年6月3日 2時) (携帯から) (レス) id: b9fae3d1e9 (このIDを非表示/違反報告)
shion - 久しぶりの投稿嬉しいです!!続きも楽しみにしてますっ! (2020年6月2日 1時) (レス) id: bbadf961a9 (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮(プロフ) - めっちゃハマりました!!続きが読みたいです!更新頑張ってくさい! (2020年5月26日 22時) (レス) id: d6f1919e89 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:M2 | 作成日時:2020年1月31日 20時

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