佰 ページ50
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あの後「いつもは夜まで寝てるじゃないか夕方に起きるということは何かしたいことがあるんじゃないのか」という小芭内のナイスな諭により、明日がデートであることを思い出して無事飛び起きた。
『あー、すまない。誰か、服選びを手伝ってくれないかい?』
軽い気持ちで皆に声をかけると、時透双子含む任務に出ていない屋敷の隊士達全員が集まってしまいました。
一部は「は?逢い引き?許さん」と憤慨しているだけだけどな。相手が女の子だと伝えても治まらなかった。治まれ。
そしてここからが時間かかってしょうがなかったね!
軽く十数人は居るのでそう簡単に意見が纏まる訳もなく、論争になりながらも私は言われるがまま着せ替え人形になってました。
「Aさんにはこの色が似合うの!!」
無「可愛いね」
伊「愛らしい」
「いいやこっちだなッ!」
有「…似合ってんじゃねーの」
伊「美しい」
「それ完全にアンタの趣味でしょ!A様にはこれ!!」
無「へぇ、それも可愛いね」
伊「尊い」
「なんでも似合うなぁ、Aさん」
有「ま、流石って感じだな」
伊「無限の可能性を感じる」
『……………』
こんなに大事にする予定じゃなかったんだけどね。
てか若干一名、盲目的な人いるね。
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『…じゃ、服はこれでいいね。
あと、明日の朝に髪と化粧を頼みたいんだけど……』
「はい!私がやります!!!」
『あ、じゃあお願いしていいかい?』
「もちろんです!お任せ下さい!(朝から御尊顔を拝めるなんて…!なんたる光栄!!)」
伊「俺が立ち会おう」
無「僕も化粧してるとこ見てみたい」
有「じゃあ俺も」
『別に見てて楽しいものでもないと思うけど…』
伊「そういう問題じゃないんだ」
『…そうかい……?』
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『あ、あと髪はこの簪を使っておくれ』
伊「ちょっと待てそれはなんだ。なんだそれは」
『ん?貰い物だよ』
有「(…あーあ…………)」
伊「誰に貰った…!?」
『エッ、雑貨屋さんに…』
伊「男か」
『女性だよ?』
伊「……今度俺がもっと美しい物を買ってやる」
『えぇ?別にいいのに…なんだか申し訳ないな』
伊「買ってやる」
『あ、ありがとう…?』
伊「それと、そんなに可愛くして出かけたら駄目だ。やはり着物は別のにしよう」
『エッ…!?』
それからまた一悶着あり、結局準備が終わったのは日付が変わった後だった。
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うさぎもち - 無一郎かわええ・・・ (8月5日 16時) (レス) @page47 id: 6ed501a3ba (このIDを非表示/違反報告)
冰輪(プロフ) - 無惨のママみがつおい……w (8月1日 0時) (レス) @page27 id: 3dfd0d46a5 (このIDを非表示/違反報告)
夜空(プロフ) - いつも楽しみにしてます最新頑張ってください応援しています (2021年5月21日 22時) (レス) id: 15c1247fea (このIDを非表示/違反報告)
りぽE - 錆兔好き…。 なんでこんなイケメンなん??錆兔と義勇さんに攻められたらやべぇな (2020年6月10日 16時) (レス) id: 15686f771a (このIDを非表示/違反報告)
桃綺薇(プロフ) - 鯖兎に惚れた…… (2020年4月20日 18時) (レス) id: 3e7a0f8c20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:M2 | 作成日時:2020年1月18日 22時