箱推しなので箱ごと守ろうと思う 弐【鬼滅の刃】

伍拾壱 ページ1

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現場のAです！！



ご覧下さい！午前九時、あたりは賑やかな声で満ちています！スタジオのみなさーん、ここがどこかわかりましたか〜？







………………







そうです！！現在私は、昔住んでいた山の麓にある町へ来ています！







『………………』



「あんらまぁぁぁぁ！！！Aちゃんこんな大きくなって！！立派になったねぇ！！」


「おまっ……別嬪さんに育ったなぁぁ！悪い男に引っかかったりしてねぇか！？」


「こりゃ周りの女は嫉妬の渦だろ…酷いことされたりしてねぇか？何かあったら言えよ？町の腕っ節の強い男とうちの女房引き連れてボコしに行くからよ！」


「なっなぁ俺のこと覚えてるか？…えっ、ほら、たけしだよ！定食屋の息子の！」


「コラッたけし！！Aに気安く触んじゃないよ！…ごめんねぇA、ウチの馬鹿が！」


「痛てぇよ母ちゃん何すんだよ！！！」




『…………………』






カオス。混沌とも言う。



あれ〜十数年前はシリアスな感じで村出たはずなんだけどな〜〜…








定食屋のたけしにお昼を奢ってもらい、周囲に引かれながらも三人分のご飯を平らげ、呉服屋のおじさんに服をあげると言われたので町娘ちゃんたちの着せ替え人形になりながら一着を選んでもらい、顔に粉を塗られ瞼になんか書かれ紅を引かれ髪を結われ、ファッションショー(私一人)(不本意)が開かれ、十何人かが倒れていくのを見た。




推しの尊さが限界突破して尊死するときの私に似てた。



自分でも推せると思う。今の私。結構綺麗だし。




町娘ちゃんたちにも「「「か〜わ〜い〜い〜」」」って言ってもらったし。







＿＿＿＿







その後どうにか人の波を抜け、小屋に行くため山を昇るころには夜になってしまった。



まぁ山登りするには最悪のコンディションだけどな！

小綺麗な着物にお洒落な下駄。髪には美しい簪が刺さっている。もちろん羽織も忘れない。




下駄っておま…山の第一歩目ですぐ脱いだわ！




荷物は町に置いてきた。荷物って言っても服とお金くらいしか入ってないけど。ついでに言うとお面は屋敷に置いてきた。(小芭内にはめっちゃ反対された)







ちなみにここまでは列車に乗って来ました。初めて乗りました。炭で走るやつ。結構時間かかった。


車内販売のお姉さんが可愛かったのでちょっと買いすぎた以外特に記憶がない。多分寝てた。久しぶりにぐっすり寝れたよ！！







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