箱推しなので箱ごと守ろうと思う 弐【鬼滅の刃】

陸拾肆 ページ14

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伊「姉様が熱を出すなんて珍しいな」


『そうだね、初めてだったから吃驚したよ』


伊「はァ…どうせ、先日の雪遊びが祟ったんだろう」


『………………………おや、バレてたのか』



昨年も一昨年もあんまり雪降らなかったから嬉しかったんだよー！！！！年甲斐もなくはしゃいでしまったんだよーー！！！！



でも弟子達には威厳ある姿しか見せまいと思ってこっそり庭の隅っこで遊んでたのに…まさか、見てた……？





伊「ここの庭には俺か姉様以外滅多に来ないだろう。そして、庭に雪だるまがあった。これが何を意味するかは猿でもわかる」


『Oh…』




なんか知らんがめっちゃ貶されてる気がする。




『…ごめんね、次からは気を付けるよ…』



伊「(庭に雪だるまを作るなんて可愛らしいことをこの歳でやってのけるA姉様が今日も尊いそしてそのせいで初めて熱を出すなどなんて無邪気なのだろうかあの雪だるまをどうにかして永久保存する術はないだろうかとりあえず部屋に飾りたい)」









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私が高熱を出したことにより、いつも私をこき使いすぎていることに責任を感じたお館様が一週間の休暇をくださった。



別に熱出たのは私のせいなんだけどね？




てか一週間！？！？！？

こんな長期休暇鬼殺隊に入って初めてだよ！？！？(社畜)


休みが終わったら一年間ぶっ続けで働かされるなんてことないよね…？




とりあえずこの一週間を有意義に過ごさないと…何しよう…………







う〜ん…………………………








あっ！温泉行きたい！！！！





『ってことで行ってくるね！』


伊「そんな大荷物で一体どこに行くつもりだ？」


『温泉だよ』


伊「…ふん、まぁせいぜい身体を休めてくることだな

何時頃に帰ってくる？」


『一週間後かな』


伊「は！？(日帰りだと思っていたがまさか一週間姉様と離れ離れなのか…！？というかなんだその格好とその化粧は！！！可憐さの中に大人の色気を秘めているだと…！クソッ！！今の姉様が出歩けば男達が放っておく訳が無い！危険だ！引き留めるべきだ！！)」


『行ってきまーす』


伊「あっ待て！！(下駄なのに足が速い！自由で無邪気な姉様が今日も可愛い！)」







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