肆拾玖 ページ49
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真「あなたがAかぁ。話は錆兎と義勇から聞いてるよ」
『へ、へぇ』
…何を話していたかは聞かないことにする。
真「秀麗で聖母のような人がいるって」
あらっ言っちゃったよ!
秀麗で聖母って…そんなふうに思ってたの…なんか恥ず…
『そうかい…多分人違いだよ』
真「そんなことないと思うけど……
あ、そうだ、A、最終選別の時居たよね?」
『おや、気付いてたのかい?』
真「麓でその狐のお面を見かけたから…」
そう、真菰ちゃんの最終選別の一週間、私も藤襲山にいました。見廻りです。
ストーカーもしました。
真菰ちゃん、手鬼に遭いませんでした。
当然です。私が追い払っていたのでね!!ハハっ!!
真「…私ね、隠になったの。今日は非番なんだ」
『…へぇ、そうなのか』
真「私、そんなに強くないから…早くに鬼に殺されるよりも、隠として鬼殺隊を支えた方が役に立てるんじゃないかと思って。
……戦いから逃げただけかも、しれないけど…」
『…私はそうは思わないよ。
君には君なりの信念があって鬼殺隊を目指したんだろう。その信念が曲がっていないのを感じる。真菰ちゃんは逃げたわけじゃない』
真「…でも……」
『卑屈になると闇に嵌りやすくなる。原動力となるものも見失ってしまうよ。だから、そんなに自分を責めないでおくれ』
真「A…うん、そうだね…ありがとう……」
真菰ちゃんが私を抱きしめた。
…えっこれ、抱き締め返していいやつ…?捕まらない?
『…………………』ひしっ…
葛藤の末、抱き締め返した。
………………いい匂いする(捕)
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真「またね!A!」
『あぁ、また会いに来るね』
真「うんっ、Aの屋敷にも遊びに行くから!」
『嬉しいな、待ってるよ』
鱗「お前達、いつの間にそんなに親しくなったんだ…?」
『ふふっ、では鱗滝様、失礼致します』
鱗「…あぁ、また頼むことがあるやもしれん」
『いつでもお待ちしておりますね』
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___随分と機嫌が良いね?狭霧山で何かいいことでもあったのかな。
『ふふふっ、秘密ですよ』
___じゃあ次は、刀鍛冶のさ
『お断り申し上げますね』
___…頼むよ、鉄珍さんがどうしてもと言って聞かないんだ。
『………………はぁ…お館様の仰せのままに』
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Kさん - なんかこの作品のおかげで小芭内のこと好きになったわ.....この作品好きぃぃ!! (6月14日 20時) (レス) @page36 id: 91d89c4fce (このIDを非表示/違反報告)
廣岡唯 - 面白い続きが観たい… (2022年11月5日 11時) (レス) @page14 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
カド松(プロフ) - 彼女、気づいたら痣だらけになってそう (2020年11月14日 19時) (レス) id: 8d052b9284 (このIDを非表示/違反報告)
咲拉(プロフ) - お返事ありがとございます!M2様の文は個性豊かで面白い所も皆様に刺さるポイントだと思っています。これからもM2様らしいコミカルさも折り込まれた作風を楽しみにしています!真摯に対応して頂いてありがとございました。今も大変かと思いますが、体調気を付けて下さい。 (2020年4月21日 13時) (レス) id: 94dbf7702a (このIDを非表示/違反報告)
M2(プロフ) - 咲拉さん» 読み返してみると結構拙い文が多いですね…申し訳ないです。今度リメイクしてみようと思います!有難く参考にさせていただきますね! (2020年4月21日 0時) (レス) id: ca371dd3e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:M2 | 作成日時:2020年1月11日 13時