箱推しなので箱ごと守ろうと思う 壱【鬼滅の刃】

弐拾漆 ページ27

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そんなこんなで屋敷に到着。


表札掛けるとこあったな…"A邸"？ "A屋敷"？……なんかダサいな…保留にしとこ。






そして屋敷が広い！！とにかく広い！！！


庭が三つある！一つは屋外稽古場かな、道場みたいな部屋と隣接してるし。残り二つは日本庭園っぽいやつと、何も無い空き地って感じ。



部屋の数も膨大です。こんなにいらんじゃろ。





私の部屋は既に決まっているらしく、一番大きな所だった。襖を開ければ日本庭園。鹿威しまであるやん。風流だぁ。



あ、小芭内は私の隣の部屋を選びました。かわいいね。







＿＿＿＿＿＿＿







伊「………お願いします」



『よし、まずは筋力と体力をつけようか。それがないと、何も始まらないからな』





はい、稽古です。



蛇の呼吸ってたしか水の呼吸の派生だったよね。私水の呼吸使えるからちょうどいいね。



…と言っても、まだそんな段階じゃない。小芭内は今までの食事が偏ってただけあって、ひょろひょろだ。


いっぱい食べさせていっぱい運動させないと…

呼吸については暫くは座学だね！頑張ろう！！





筋トレでは、私の"透き通る世界"の出番です。


見てたら、筋肉の使い方とか関節の動きがわかるから自ずと最適なトレーニング方法も浮き出てくる。ヒィ便利。




厳しさを身につけると数年前に決意したので稽古中は容赦しない。



ここで甘くしても意味ないしね。





『右腕に頼りすぎだ！もっと真っ直ぐに刀を振り下ろせ！そんな太刀筋では刃がすぐに駄目になるぞ！！』


伊「…っはい！！」




稽古中の小芭内くんは敬語を使っています。メリハリあっていいことだね。偉いよ小芭内。









ある程度筋肉がついたら次は呼吸。



全集中の呼吸は言葉で説明するのが難しいので、力を意識して入れるべきところを触って教えてあげる。




……下心とかないから！！！！





最初は小芭内もちょっと照れてたけど、そこら辺は稽古ということで割り切ったらしい。なんかごめん。





『息を吐きながらここに力を入れて…違うもっと下！……そう、そこ…おいまだ息は吸うな。…まだ足りないもっと力を込めろ！！そう！そこで吸う！！』


伊「…ッがは、！！…げほっげほっ……クソ…」


『……休むかい』


伊「いえッまだできます、！！」


『…ふふっ、どうやらそのようだね。偉いぞ小芭内、もう少し頑張ろう』


伊「はいっ…！！」







……たのちい。






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