箱推しなので箱ごと守ろうと思う 壱【鬼滅の刃】

拾壱 ページ11

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片付けはすぐに終わった。常中のおかげでゴリラ娘なのでね。


ちょっとした家具なら片手よ、片手。





意識を戻した大男がまた挑んできたが、秒で追い返した。

無駄に叫ぶおかげで奥様起きちゃったけど…顔色が少しは良くなっていたのでよしとする。





「本当になんとお礼を言ったらいいか……」


『気にしないでください』



＿もぐもぐ



『……うまぁ…ほら、就也くん、あーん…』


就「あーん……もぐもぐ…うまぁ……」


「あっ、こら就也っ」




二度目の大男追い返しの後、いろんな人から野菜やらなんやらを貰った。


どうやらあの男は相当嫌われているらしい…


清々した！と皆が口を揃えて言っていたのでなんだか私も気分がいい。



そして今、なにかお礼をしないと気が済まないと奥様が言うので、お言葉に甘えてその野菜たちで料理を振舞ってもらっているところだ。




『(人に作って貰うなんて久しぶり…)…おいしぃ……

ほらことちゃん、あーん…』


こ「あーん…もぐもぐ……おいしぃ……」


『おいしいねぇ……もぐもぐ……』


「もうっ、ことまでっ！」




一緒に食べているのはこの家の子供たち。就也、弘、こと、貞子、寿美の五人だが、上にあと二人いるらしい。隣町に行っているため不在。

七人兄弟かぁ。いいなぁ。楽しそうだなぁ。






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食べた後はみんなでお喋りをした。



貞「お姉ちゃんのおめめとってもきれい！」


就「それ、父さんと母さんも同じ目なの？」


『うーん、そうだね、そんなとこかな。

ここの皆は、お母さんに似てとても可愛いね』


こ「えへへ、ありがとう！」


『笑ったらもっと可愛いなぁ〜このやろ〜』


こ「きゃあっ！…わぁお姉ちゃんいい匂い！」

就「わっ！なにすんだよっ！はなせ〜！」


『ふふっ』






幸せすぎか？？？？








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