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「うっわぁ〜！」
悪魔学校バビルスを目の前にしてイルマは思わず感嘆な声を上げる。
入学式と書いてある看板で軽く写真を撮ったら、おじいちゃんは仕事があるのか直ぐにどこかに消えていった。
『………行こうか』
「うん」
入学式のホールに行ってイルマと一緒に座る。
だが周りの体格が良すぎて明らかに浮いている気がする。
『…イルマくん、私少し抜けるね』
「えっ！？！？」
『大丈夫、大人しくしてれば何も問題は無いよ』
オロオロしてるイルマくんを置いてホールから出る。
しばらく歩いて中庭に出ると思わず座り込んでしまう。
『(こ、怖かったァァ！！無理だ！今まで引きこもってたせいで悪魔と一緒にいるとこわい…！！)』
それに、あのホールに居るとおじいちゃんがなにかしそうなのはもう目に見えている。
逃げて正解だったかもしれない。
しゃがみこんで膝を抱えて深く息を吐き出す。
「なァ」
『…え』
突然声をかけられ思わず顔を上げれば目の前に悪魔が同じようにしゃがみこんでいた。
『…っ、ひ、』
「す、すまん！怖がらせるつもりはなかったんや！」
思わず後ろに手を着いて仰け反ると目の前にいた…男子学生はオロオロとする。
深くフードを被っていて表情はよく見えないが声は優しい。
手をさしのべられたからその手を取ればグイッと強く引っ張られ立ち上がる。
「ん、大丈夫か？」
『あ、ありがとう…』
「俺の名前はボンベ・ゾム。ゾムって呼んでや」
『私はA。よろしくね、ゾムくん』
そう自己紹介するとゾムくんは私の方を見てニコッと笑う。
「なぁ、入学式バックれてるんやろ？暇やし遊んでや」
『あ、遊ぶって…』
「クハハっ、先にギブアップした方が負けな」
『っ、ちょ！？や、やるって言ってな…っ！！』
突然回し蹴りを入れられて思わず避ける。
え、これ今…本気で来た…？？
何だこの悪魔…！！！
攻撃を避けてどうするべかか考える。
「よ、避けれるなんて凄いな！まだまだ遊ぼうや！！」
ｶｯﾊﾊﾊﾊｯ、と悪魔みたいな悪い笑い声が中庭に響く。
まぁ悪魔だけど。これだから悪魔は怖いんだ。
すぐ目先の欲望に駆られて相手のことなんて気にしない。
だが、要は…ギブアップと言わせればいいはずだよね…？
そしたらゾムくんとも早く離れられて関わらないでいられる。
……こっちから仕掛けても文句はないよね？
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つみき - 胸がキュンキュンしました。続きが気になりますので更新頑張って下さい！！ (2月15日 5時) (
レス) id: cc34758b39 (このIDを非表示/違反報告)
メロ(プロフ) - 貴方様の作品がものすごく好きです✨いつも応援しております✨(TwitterにてDM失礼します) (2022年10月8日 15時) (レス) @page38 id: 9a18e4f5dd (このIDを非表示/違反報告)
るな - やばい尊すぎでは！？お話好きすぎてやばい( °ཫ°)更新頑張ってください！！ (2022年8月28日 12時) (レス) @page38 id: f100bc9df8 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - えっ 好きぃぃぃぃ!!! 尊い! 更新頑張って下さい! (2022年7月15日 21時) (レス) id: 071f0c3ec5 (このIDを非表示/違反報告)
りりぃ - はぁぁぁぁぁ 神ぃぃぃぃ こーしんがんばれぇ！☆*:.｡. o(≧▽≦)o .｡.:*☆ (2022年4月26日 21時) (レス) @page36 id: 8c904fdfcc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるっぷ
| 作成日時：2021年11月22日 19時
