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物心が着いた時には私はもう魔界にいた。
というもの、私は人間だ。
両親に売られ、サリバン…おじいちゃんに引き取られた。
人間というのを隠すためにあまり外に出ず、ひたすらに魔界の知識を小さい頃から詰め込んでいる生活を送っている。
もちろんオペラに体術とか諸々教えて貰いながら…。
sr「Aっちゃーーん！！こっち来て！！」
『どうしたの？』
おじいちゃんが部屋をノックして笑顔で入ってくる。
「Aちゃんの家族が増えたよー！」
『…は？』
意味がわからなさすぎて読んでいた本を落としてしまった。
おじいちゃんが本を拾って私の手を取ると歩き出す。
それに引っ張られ私も強制的に歩くことになる。
広間に出ると、バビルスの制服を着た男の子が緊張した面で椅子に座ってる。
『…だれ』
「(ま、また誰か増えたっ！！でも可愛い女の子…)」
sr「ほら、自己紹介して！」
「す、鈴木…入間…です」
『えっ、人間！？』
ir「ひぇっ！！」
ビクッと大きく肩を跳ねさせて驚いてる。
これはもしかして…
『…誘拐？』
sr「いや、君と同じだよ。売られてきた」
ir「え、おなじ…？」
『私はA。イルマくんと同じく人間で…両親に売られてここに来たの』
宜しく、と手を差し出せばおずおずと手を握り返してくれた。
sr「んー！仲良さそうで何よりだよ！！同い年だし話しやすいでしょ？」
『あぁ…だからバビルスの制服……イルマくんも明日から？』
sr「そうそう！まだ魔界の知識全然ないから機会があったら教えてあげてね！オペラ、イルマくんの部屋案内してあげて」
op「かしこまりました」
オペラがイルマを案内して出ていった。
「さてと……魔力は足りてるかい？」
『うん、まだ大丈夫』
魔力のない私は魔力を集めるために悪食の指輪…に似た物をネックレスとして首につけている。
ただ、ちょっと特殊な為魔力供給が大変だが…。
それは追々話そう。
sr「さて、明日はAちゃんも入学式なんだから早く寝てね？」
『うん、おやすみなさい』
sr「うん、おやすみ！」
ニコニコと手を振ってるおじいちゃんに手を振り返して部屋に戻った。
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つみき - 胸がキュンキュンしました。続きが気になりますので更新頑張って下さい！！ (2月15日 5時) (
レス) id: cc34758b39 (このIDを非表示/違反報告)
メロ(プロフ) - 貴方様の作品がものすごく好きです✨いつも応援しております✨(TwitterにてDM失礼します) (2022年10月8日 15時) (レス) @page38 id: 9a18e4f5dd (このIDを非表示/違反報告)
るな - やばい尊すぎでは！？お話好きすぎてやばい( °ཫ°)更新頑張ってください！！ (2022年8月28日 12時) (レス) @page38 id: f100bc9df8 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - えっ 好きぃぃぃぃ!!! 尊い! 更新頑張って下さい! (2022年7月15日 21時) (レス) id: 071f0c3ec5 (このIDを非表示/違反報告)
りりぃ - はぁぁぁぁぁ 神ぃぃぃぃ こーしんがんばれぇ！☆*:.｡. o(≧▽≦)o .｡.:*☆ (2022年4月26日 21時) (レス) @page36 id: 8c904fdfcc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるっぷ
| 作成日時：2021年11月22日 19時
