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色んなことがありすぎた。
気持ちの整理は後にしてこの世界のことを少しでも頭に入れなきゃ行けない。
妖怪ということは見た目が明らかにやばいやつもいるってことでしょ…？
私のメンタル持つかなぁ……この世界にいるだけでメンタル強化されそう…。
何かないかと探していると、妖怪についての本が書かれているものがあったから手に取る。
『どれどれ…』
パラパラとページをめくるも、名前と容姿についてしか書いていない。肝心な対処法などは記載されていなかった。
知識として詰め込もうと名前と容姿だけは暗記していく。
サッと暗記したところで本を戻し、他にないか探すが日本の歴史関係しかない。
西洋の方を見ておこうと、部屋に入るとすぐ手前に西洋の妖怪についての本があった。
ほんの中身は、フランケンシュタインや吸血鬼、よく見るハロウィン関係のものしか無かった…。
ここまで来たら…吸血鬼とかは本当にいるのだろう。
外国と日本の妖怪歴史の本を手に取り、廊下に出る。
それにしてもこの神社大きすぎる。
迷子になりそうだ。
来た道を戻って縁側に座り、本を読み続けた。
ーーー
『ん………』
｢おはよう｣
『……おは…よ……？』
目が覚めると暖かくてもふもふしたものに包まれる感触がした。
目をこすり、見るとそれは…ロボロの九尾だったらしい。
｢こんな所で寝てたら風邪ひくで？｣
『ん……寝ちゃってたんだ…』
尻尾でそっと身体を起こされる。
…便利だなぁ尻尾。
空を見ると相変わらず暗い。
｢さて、ご飯食べようか｣
『妖怪もご飯を食べるの？』
｢人間の食事は食べなくても生きていけるけど俺は美味しいから食べてる。大体の妖怪は人間を食ったり生気を吸って生きとる｣
『……なるほど…ロボロは？』
｢……狐は人間のお供え物で生きていけるけど、ここずっとお供え物がないから人間の食事で凌いどる。ちなみに、Aの生気や体液…まぁ唾液とかは俺にとってもご馳走って訳や｣
『あぁ、だからご馳走様ね…』
数時間前の接吻の記憶が蘇る。
｢ちなみに、人間が手作りしてくれるご飯はお供え物と同じ価値があるんよ……｣
『もっとはっきり言ってくれたらいいのに…ご飯を作ればいいんでしょ…?』
｢へへ、よろしゅうなぁ｣
布面の隙間からニコニコと笑ってる口元が見える。
ロボロにキッチンを案内される。
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るこ(プロフ) - 初めまして、色々な詳細設定と世界観とストーリーが本当に大好きです!!!続きを全力待機させて頂いてます( ・ω・)ゞ (2021年10月9日 8時) (
レス) id: eeae77dfea (このIDを非表示/違反報告)
あす - この作品とても大好きです！続編が見つからなくて………うずうずしてます(´；ω；`)ｳｯ…続編の題名を教えていただけると幸いです……… (2020年6月17日 22時) (レス) id: 1c12ee2560 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)はー(プロフ) - コメント失礼します！とても面白い作品で一気読みしてしまいました！すみませんが48〜は消されてしまったのでしょうか…？それともまた出すご予定ですか？続編は出ているようなので不思議に思い質問させてもらいました。 (2020年6月2日 0時) (レス) id: 6fa534fce0 (このIDを非表示/違反報告)
怜音-ren-(プロフ) - 初コメ失礼します…！ストーリー展開めっちゃ好きです。神ですか？ (2020年5月31日 4時) (レス) id: 41c5bcfd41 (このIDを非表示/違反報告)
馬鹿の者 - …ぺ神が居るって事は、兄さんもでる？？ (2020年5月29日 22時) (レス) id: 50fd833488 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるっぷ
| 作成日時：2020年5月20日 2時
