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し、死ぬかと思った。
途中で高くジャンプするのはもう人間ではできないジャンプ力で……
｢ほらほら、こっち座ってこっから見てみぃ｣
『う、わぁ…！すごい！』
階段近くのベンチに座らされて、顔を上げると目の前には屋台の景色がさっきまでは見えなかった終わりのポイントが見える。
そして、所々に街みたいな住宅街があって、綺麗な屋台の光のバックには大きな月がいい味を出している。
それと同時に本当にここは人間界とかけ離れていることが実感できる。
｢疲れたやろ、飲みもん買ってくるわ。嫌いなもんある？｣
『ないけど…私も…』
｢ここにいて大丈夫やで。さすがにここに来る妖怪は滅多におらんし…ここから離れなければ俺見つけられるから｣
『分かった。この景色目に焼き付けとく』
｢いつでも連れてくるで？ちょっと待っとってな、すぐ戻る｣
そういったロボロはフランクフルトの袋を置いて颯爽と階段を駆け下りていった。
だが、ロボロの姿が見えなくなってしばらく景色を見てると、後ろの木からガサガサと音が聞こえてくる。
ロボロがいなくなるこのタイミングで妖怪…！？
懐のナイフに手を伸ばし、いつでも抜けるように座りながらみているとよたよたとふらつきながら1人の少年が出てくる。
『子供…？』
紫のヘルメットを被った小さな男の子は森から出るとその場にばたりと倒れる。
『大丈夫…！？』
思わず近寄って少年の体を起こす。
見た目は小学生低学年ぐらいだ。所々かすり傷がある。
『大丈夫？喋れる？』
｢…お………すい…た｣
『え？』
｢おなか……すいた…｣
お腹が空いた…？
まさかこの子が飢餓状態とか言わない…よね。
暴力的じゃないし……うん、多分大丈夫…
『ご飯あるけど食べれる？』
子供を抱き上げて、ベンチに座らせて残り1本のフランクフルトを差し出すとあっという間に食べてしまった子供は先程よりは元気そうだ。
｢ありがとうございます…ごちそうさまでした｣
『いえいえ…名前言える？』
｢…しょっぴ｣
『しょっぴくんね…どうして怪我してここにいるの？』
｢きつねのお兄さんに追いかけられて…ころされそうになったから…戦ってたけどでおなかがすいて勝てないからにげてきたの｣
狐のお兄さん…？
お腹すいて逃げてきた…なんでまず追いかけられる状態に…？
『その狐のお兄さんってどんな姿してた？』
｢九尾で身長はたぶんお姉さんと同じぐらい……かおは天っていう文字でかくれてた｣
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るこ(プロフ) - 初めまして、色々な詳細設定と世界観とストーリーが本当に大好きです!!!続きを全力待機させて頂いてます( ・ω・)ゞ (2021年10月9日 8時) (
レス) id: eeae77dfea (このIDを非表示/違反報告)
あす - この作品とても大好きです！続編が見つからなくて………うずうずしてます(´；ω；`)ｳｯ…続編の題名を教えていただけると幸いです……… (2020年6月17日 22時) (レス) id: 1c12ee2560 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)はー(プロフ) - コメント失礼します！とても面白い作品で一気読みしてしまいました！すみませんが48〜は消されてしまったのでしょうか…？それともまた出すご予定ですか？続編は出ているようなので不思議に思い質問させてもらいました。 (2020年6月2日 0時) (レス) id: 6fa534fce0 (このIDを非表示/違反報告)
怜音-ren-(プロフ) - 初コメ失礼します…！ストーリー展開めっちゃ好きです。神ですか？ (2020年5月31日 4時) (レス) id: 41c5bcfd41 (このIDを非表示/違反報告)
馬鹿の者 - …ぺ神が居るって事は、兄さんもでる？？ (2020年5月29日 22時) (レス) id: 50fd833488 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるっぷ
| 作成日時：2020年5月20日 2時
