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「わ、悪いけど僕達他に用事があって…」
「あっそう。それはまたにして」
『ちょっと、申し訳ないんだけどもう少し歩くスピード下ろしてくれない？息切れそうなんだけど』
「あ…それはごめんなさい｣
そう言うと、わたしのペースに合わせて歩かせてくれる。
というかそもそも何しにニューヨークへ？」
「…バースデープレゼントを買いに」
「ロンドンでは買えないわけ？」
「アパルーサ・パフスケインの飼育家はニューヨークにしか居ないんだ」
建物の扉にの前にいる警備員に声をかけて先に彼女が入る。
「言っとくけど…ニューヨークでは魔法動物の飼育は禁止なの。そのブリーダーは廃業させたわ」
動かない私達を見兼ねてまた腕を掴まれると中にはいる他ない。
建物に入った瞬間、景色が変わって魔法界に入る。
ニュートは物珍しそうに周りをキョロキョロと見渡しているが私はここは得意ではない。
気持ちが沈んで俯きがちになる。
エレベーターに連れてこられると案内人のゴブリンがいた。
そこでようやくこの女性がゴールドスタインという名前だけわかった。
「調査本部へお願い出来る？」
「でも！お前さんもう…」
「調査本部へお願い！第3条のAよ」
『貴女…やっぱり捜査官を…』
「黙って」
キッ、と睨まれてしまい思わず口を閉じる。
レッドと呼ばれるゴブリンの反応を見るにこの女性は捜査官だったのは間違いないらしいけど下ろされてるのではないか。
それを今指摘したところでもうどうしようもないのは事実。
このゴールドスタインさんは随分と意思が硬いみたいだし。
エレベーターが降格して、目的地にたどり着くとそこには会議をしているメンバーが集まっていた。
私たちの足音で会議を中断させてしまったらしい。
「自分の立場を分かっているでしょう？ゴールドスタイン」
「はい、ピッカリー議長…でも、」
「もう闇払いじゃないのよ」
ピッカリー議長。その隣にグレイブス長官が立っている。
「……はい。でも議長…」
「ゴールドスタイン」
「ちょっとした事件が、」
「調査本部は今とても忙しいの、重大な事件でね。出てって」
「……っ、はい議長」
ピリついた空気が肌に刺さる。
さすがにゴールドスタインさんも圧に押され、背を向けるとグレイブス長官が口を開いた。
「……A・レイラー」
『……』
「だろ？」
『……そうですけど』
名前を聞くとゴールドスタインさんが驚いた目で見つめてくる。
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紅月@aile(プロフ) - 初コメ失礼します！映画沿いで主人公ちゃんとニュートの絡みにドキドキしながら読んでました！何より、文才が凄くて感動しました！2作目も読みたいです！ (2022年5月16日 17時) (
レス) id: 1bb58b29e8 (このIDを非表示/違反報告)
ロッカルキングボーン！(プロフ) - 初めてのコメント、失礼します！本当に本作品が大好きで、本当に最高でした…！主人公ちゃんとニュートの関係性も最高ですし、なにより文が読みやすくて本当に素晴らしいの一言に限ります…！この作品を書いてくださり、そして公開してくださりありがとうございました！ (2022年5月12日 0時) (レス) @page50 id: c839c729ee (このIDを非表示/違反報告)
おちゃ(プロフ) - はじめまして！1作目完結おめでとうございます！！いつも楽しく拝見していました。是非2作目も読みたいです。よろしくお願いします！ (2022年5月12日 0時) (レス) @page50 id: 619933edc5 (このIDを非表示/違反報告)
koropochi0125(プロフ) - 2作目お願いしてもいいですか？ (2022年5月11日 21時) (レス) @page50 id: f7a260b65c (このIDを非表示/違反報告)
真実(プロフ) - 初コメ失礼します！！完結おめでとうございます！！2作目も楽しみにしています！ (2022年5月11日 18時) (レス) @page50 id: 6427fd8af0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるっぷ
| 作成日時：2022年5月1日 20時
