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「A！隣にいなくてびっくりし……あれ、テディまた出てきたのか！？」
『そうみたい、私のポケットにいつの間にか入ってて…』
「ったく…ほらAから離れろ」
『ううん、今度は逃げないと思うし大丈夫だよ。グレイブスがトランクに入ってきた時にテディを守って気絶したから……それを心配してるみたいで離れたくないみたい』
ニュートの手を避けるように私の肩に移動する二フラーはニュートの前ではイタズラ好きのやんちゃ者にしか見えない。
「Aにはすごく懐いてるのね」
「こいつの怪我の手当とかはAがしてたからその影響なのかもしれない」
「へぇ…そうなのね」
楽しそうに2人で笑うのを見てまたもや心がズキリと痛む。
ティナはスタイルもいいしニュートと並ぶと高身長同士見栄えがよく見える。
いや、余計なことは考えないようにしよう。
ピケットとテディも私の少し落ち込んでる雰囲気に気づいたのか顔に擦り寄って心配してるような仕草をする。
この子達に心配かけてどうするんだ私。
『…で、話はなにか纏まったの？』
「あぁ、ティナがいい場所を知っていて」
「ナーラクっていう情報屋がいるの。金になる商売は好きだからいいんじゃないかと思って」
『………金になる商売……ね…』
「オカミーは分からなくてもドゥーガルだけでも情報は手に入りそうだし行く価値はありそうだなって思って」
『…なら、早めに行こうか』
そういった私に安心したような表情を見せる2人。
ピケットをニュートのポケットに戻してクイニーとジェイコブにも同じ説明をし、私たちはティナの案内の元に目的地に向かった。
地下に続きそうな階段を降りると途中に壁があって入れなくなっている。
クイニーとティナはこういうのに慣れてるのか、杖でドレスに着替える。
それを見つめてるとクイニーが口を開いた。
「ほら、Aもよ」
『わ、私も！？』
「当たり前じゃない…！ドレスは着たことあるわよね？」
『そりゃあるけど…』
ハーフだとはいえ日本人の血を引いてる私はドレスが似合わないと思っている。
だから苦手なんだけど…入るためには着替えないといけないらしい。
二フラーを一時的にニュートのコートの中に預けて私も自分に杖を振ってドレスに着替える。
「あら、いいわね！」
「ちょ、ちょっと待って！？それで入るの！？」
私の格好を見たニュートは慌てたように私の両肩を掴んだ。
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紅月@aile(プロフ) - 初コメ失礼します！映画沿いで主人公ちゃんとニュートの絡みにドキドキしながら読んでました！何より、文才が凄くて感動しました！2作目も読みたいです！ (2022年5月16日 17時) (
レス) id: 1bb58b29e8 (このIDを非表示/違反報告)
ロッカルキングボーン！(プロフ) - 初めてのコメント、失礼します！本当に本作品が大好きで、本当に最高でした…！主人公ちゃんとニュートの関係性も最高ですし、なにより文が読みやすくて本当に素晴らしいの一言に限ります…！この作品を書いてくださり、そして公開してくださりありがとうございました！ (2022年5月12日 0時) (レス) @page50 id: c839c729ee (このIDを非表示/違反報告)
おちゃ(プロフ) - はじめまして！1作目完結おめでとうございます！！いつも楽しく拝見していました。是非2作目も読みたいです。よろしくお願いします！ (2022年5月12日 0時) (レス) @page50 id: 619933edc5 (このIDを非表示/違反報告)
koropochi0125(プロフ) - 2作目お願いしてもいいですか？ (2022年5月11日 21時) (レス) @page50 id: f7a260b65c (このIDを非表示/違反報告)
真実(プロフ) - 初コメ失礼します！！完結おめでとうございます！！2作目も楽しみにしています！ (2022年5月11日 18時) (レス) @page50 id: 6427fd8af0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるっぷ
| 作成日時：2022年5月1日 20時
