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ちょうど合流した時にトランクをノックされる音が聞こえ、外に出るとどこかの屋上だった。
私とニュートが縁に立って景色を見ていると後ろからティナが話しかけてくる。
「グレイブスは街を破壊してるのは魔法動物だって言ってた。濡れ衣を着せられないよう逃げた動物を全部探しましょう」
『元からそのつもりだよ』
「残るはあと2匹だ。デミガイズのドゥーガル…ただ困ったことに目に見えないんだ」
「………目に見えない？」
「そう…いつも透明になってて……」
ニュートの声がどんどん小さくなっていく。
「そんなのどうやって探せって言うのよ」
「ちょっと…難しいかもね？」
「そう」
ティナは笑いながら答える。
いつもなら怒るはずなのに少し嬉しそうにしているのを見て違和感を感じた。
ニュートを見つめる視線がいつもより優しいからだ。
それに少しもやっとした感情が生まれ、私はニュートたちから少し離れる。
それと同時にニュートの肩に乗ってたピケットは私の肩に飛び移るとコートの内ポケットに消えていく。
コートの内ポケットも魔法の影響で少し広くなっているからピケットも狭くないはず。
するとピケットは何者かに押し出されて吹っ飛んだ。
『え！？』
慌ててキャッチすれば、ピケットは私のポケットを指さす。
ポケットの中に手を突っ込んでそれを取り出せば……
『なんでいるのよテディ…』
知らん顔をしてこちらを見つめる二フラーに毒気が抜かれる。
『また知らないうちに出てきたのね…』
トランクに戻すのもめんどくさいし逃げ出さなければそれでいい。
逃げないように、と念を押して問いかければまた体にすり寄ってくる。
その人懐っこさに思わず笑みが漏れる。
指でピケットともじゃれているとニュートとティナの姿が目に入る。
私が知らない間に仲がすごく良くなっている。
まぁ粗方死刑のときだろう。共に死を乗り越えれば絆は深まるものだが……
ニュートが他の女性と仲良さそうに話しているのをあまり目にしないからその光景に慣れてないのだろう。
これがちょっとした嫉妬心だと言うのも分かっているからこそ私はあの場から離れた。
ニュートにその気持ちがなくてもティナがどうだろうか。
そんなことをぼーっと考えながら手元で2匹と遊んでいれば話し終えたニュートとティナが近寄ってくる。
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紅月@aile(プロフ) - 初コメ失礼します！映画沿いで主人公ちゃんとニュートの絡みにドキドキしながら読んでました！何より、文才が凄くて感動しました！2作目も読みたいです！ (2022年5月16日 17時) (
レス) id: 1bb58b29e8 (このIDを非表示/違反報告)
ロッカルキングボーン！(プロフ) - 初めてのコメント、失礼します！本当に本作品が大好きで、本当に最高でした…！主人公ちゃんとニュートの関係性も最高ですし、なにより文が読みやすくて本当に素晴らしいの一言に限ります…！この作品を書いてくださり、そして公開してくださりありがとうございました！ (2022年5月12日 0時) (レス) @page50 id: c839c729ee (このIDを非表示/違反報告)
おちゃ(プロフ) - はじめまして！1作目完結おめでとうございます！！いつも楽しく拝見していました。是非2作目も読みたいです。よろしくお願いします！ (2022年5月12日 0時) (レス) @page50 id: 619933edc5 (このIDを非表示/違反報告)
koropochi0125(プロフ) - 2作目お願いしてもいいですか？ (2022年5月11日 21時) (レス) @page50 id: f7a260b65c (このIDを非表示/違反報告)
真実(プロフ) - 初コメ失礼します！！完結おめでとうございます！！2作目も楽しみにしています！ (2022年5月11日 18時) (レス) @page50 id: 6427fd8af0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるっぷ
| 作成日時：2022年5月1日 20時
