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「なんで君とキスをしようとすると邪魔が入るんだろう…」
残念そうに言うニュートに思わず笑ってしまう。二フラーは私の顔に体を擦り付けてくる。
『ん、ふふ、ごめんって！心配してくれてありがとう』
腕の中に収めて撫でれば満足そうな顔をする。
「そういえば薬は？」
『あぁ、ポーチに入ってる』
片手をポーチに突っ込むで薬品を漁る。
中は魔法で広くなっているが…自分の入れた位置を覚えとかないといけない。
この薬品はクリームになってて、塗った場所が暖かくなる作用がある。
それを手に取って塗ろうとしたらニュートにそれを奪われ、中のクリームをニュートが手に取る。
『えっ』
「動かないで、二フラー落ちるよ」
そう言われれば動けなくなってしまう。
クリームを広げて足に塗っていくニュートをみて羞恥心が勝つ。
『あ、あのニュート…』
「ん？」
『は、恥ずかしいんだけど…自分でできるよ』
「僕がやりたいんだ」
塗られたところがぽかぽかと暖まってくる。
ベタベタしないようにすぐ肌になじめるようなクリームを作ったが正解だった。
「これ凄いね」
『でしょ？？作るのは大変だけどこういう時には役に立つかも…』
手についてるクリームでニュートにも温かさが伝わるんだろう。
「手は？」
『塗った方がいいかな』
「動物に害ある？」
『ないよ、舐めてもいいように安全に作ってある』
「じゃあ大丈夫、塗ろうよ」
二フラーを膝に置いてニュートと手が触れ合う。
「すごい冷たいけど大丈夫？」
『そんなに？自分じゃ分からないけどニュートの手が暑くて手がヒリヒリする…』
激しい温度差があるのだろう。
だがそれも直ぐに慣れていく。
『だいぶ体温戻ったかも……』
「ほんと？それは良かった」
ニュートは私のトランクを開けて、中に入っていく。トランクの中でトランクに入るって中々謎なことやってる気がする。
私のトランクは私とニュートの着替えしか入っていないから部屋は狭い。あと私の薬品予備かな。
「靴はなんでもいい？」
『うん、適当に見繕って』
片手にブーツを持ってきたニュートは何から何までやってくれる。
私は先に自分で靴下を履いて、ブーツを履かせてもらうと足の確認をするために立ち上がる。
『うん、何も問題ないかな』
「本当に痛いところとかない？他になにかされてない？」
『大丈夫だよ』
「じゃあ行こうか」
『うん』
私たちはジェイコブ達のところに向かった。
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紅月@aile(プロフ) - 初コメ失礼します！映画沿いで主人公ちゃんとニュートの絡みにドキドキしながら読んでました！何より、文才が凄くて感動しました！2作目も読みたいです！ (2022年5月16日 17時) (
レス) id: 1bb58b29e8 (このIDを非表示/違反報告)
ロッカルキングボーン！(プロフ) - 初めてのコメント、失礼します！本当に本作品が大好きで、本当に最高でした…！主人公ちゃんとニュートの関係性も最高ですし、なにより文が読みやすくて本当に素晴らしいの一言に限ります…！この作品を書いてくださり、そして公開してくださりありがとうございました！ (2022年5月12日 0時) (レス) @page50 id: c839c729ee (このIDを非表示/違反報告)
おちゃ(プロフ) - はじめまして！1作目完結おめでとうございます！！いつも楽しく拝見していました。是非2作目も読みたいです。よろしくお願いします！ (2022年5月12日 0時) (レス) @page50 id: 619933edc5 (このIDを非表示/違反報告)
koropochi0125(プロフ) - 2作目お願いしてもいいですか？ (2022年5月11日 21時) (レス) @page50 id: f7a260b65c (このIDを非表示/違反報告)
真実(プロフ) - 初コメ失礼します！！完結おめでとうございます！！2作目も楽しみにしています！ (2022年5月11日 18時) (レス) @page50 id: 6427fd8af0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるっぷ
| 作成日時：2022年5月1日 20時
