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グレイブスのやりたいことは少し見えてきた。
その辺の子供にオブスキュラスを植え付けようとしているに違いない。
だがニュートはグレイブスが偽物だと気づいていない。
私がここでこいつをばらしてもいいけど、杖がないから戦闘になると確実に口止めで殺されるだろう。
「しらばっくれても無駄だ。君たちがニューヨークにオブスキュラスをを持ち込んだのは大混乱を起こし魔法界の存在を顕にするためだろう」
「それ自体は危険なものではありません！」
「魔法界に対する裏切り行為だ。よってスキャマンダー…君を死刑に処す。ゴールドスタインも共謀罪で死刑に処す」
『待ってよ！ティナは関係ないでしょ！？』
「もうこれは決められたことだ」
『なんで私は!?なんで2人だけなのよ！』
「…速やかに執行しろ」
グレイブスは執行官の2人に合図を出して部屋を出るように指示する。
『っ、ニュート！』
「Aっ！」
「君はここにいるんだA」
『離してっ！嫌だ、ニュート！』
ニュートに駆け寄ろうとしたが縛られてる腕をグレイブスに捕まれ動けなくなる。
ニュートは抵抗しながら部屋の外に連れてかれてしまった。
『っ、権力を振りかざしてそんなに楽しい！？』
「あぁ、そうだな」
『私は生かされたところで貴方の元にはつかない。私を解放したら覚悟する事ね！』
「いくらでも好きに言うといいさ、そのうち気持ちは変わる……絶対にな」
そう言い残したグレイブスは杖を振って冷房を付け、私を置いて鍵をかけ部屋を出ていった。
『嘘でしょ…!?』
扉に近づいて開けようとするもやはり開かない。
木製のドアなのは幸いだと言いたいが、私の力では蹴破るのは無理そうだ。
とりあえず寒すぎる、私の体力と精神的にも追い込むつもりだろう。
心身共に辛いときに人が来ればその人を救世主に思えてしまうのは人間の仕組みだ。
こんな拷問じみたことをやっても私には響かないが…心はできても肉体的には確実に弱るだろう。
冬並みに寒い訳では無いがこのままだと足も感覚を失いそうだ。足は動かせるから靴を脱ぎ捨てその辺に放り投げる。
杖があれば直ぐに乾かせるのに。
ピケットはニュートのコートにいるし…私のコートも寝てた時に脱いでたから今はない。
薬品入ってるポーチも全てニュートのトランクに放置してある。
金属だけを溶かす薬品もあったはずなのに。
ニュートなら何とかしたのかもしれないけど私には無理だ。
机に突っ伏して諦めて目を瞑った。
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紅月@aile(プロフ) - 初コメ失礼します！映画沿いで主人公ちゃんとニュートの絡みにドキドキしながら読んでました！何より、文才が凄くて感動しました！2作目も読みたいです！ (2022年5月16日 17時) (
レス) id: 1bb58b29e8 (このIDを非表示/違反報告)
ロッカルキングボーン！(プロフ) - 初めてのコメント、失礼します！本当に本作品が大好きで、本当に最高でした…！主人公ちゃんとニュートの関係性も最高ですし、なにより文が読みやすくて本当に素晴らしいの一言に限ります…！この作品を書いてくださり、そして公開してくださりありがとうございました！ (2022年5月12日 0時) (レス) @page50 id: c839c729ee (このIDを非表示/違反報告)
おちゃ(プロフ) - はじめまして！1作目完結おめでとうございます！！いつも楽しく拝見していました。是非2作目も読みたいです。よろしくお願いします！ (2022年5月12日 0時) (レス) @page50 id: 619933edc5 (このIDを非表示/違反報告)
koropochi0125(プロフ) - 2作目お願いしてもいいですか？ (2022年5月11日 21時) (レス) @page50 id: f7a260b65c (このIDを非表示/違反報告)
真実(プロフ) - 初コメ失礼します！！完結おめでとうございます！！2作目も楽しみにしています！ (2022年5月11日 18時) (レス) @page50 id: 6427fd8af0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるっぷ
| 作成日時：2022年5月1日 20時
