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「これ被って」
「え、なんでこんなもの被るんだ？」
「ぶつかったら君の頭蓋骨はひとたまりもないから」
「Aは！？」
「Aは大丈夫だよ、ね？」
『そうね』
変なところで信頼を置かれてるがきっと大丈夫だろう。
また走って魔法動物のいる場所に向かった。
ーーーーーー
ティナとクイニーは自室の窓を開けてると不気味な鳴き声が聞こえてきて目を合わせる。
急いでニュートたちが寝ていたはずの部屋を開けるとそこは既にもぬけの殻だった。
「はぁ……」
ティナは深くため息を着くと着替えるため、走って自室に戻る。
「ココア作ったのに…」
クイニーは残念そうに言って静かに扉を閉めた。
ーーーーー
入口に来ると鳴き声近くに聞こえる。
この鳴き声はエルンペントだろう。
また懐からジョッキを取り出すとコワルスキーさんの体につける。
「これあげるから着てて」
「わかった」
「大丈夫、何も心配することないさ」
「…あんたにそう言われて誰が信じる？」
「どうせ苦しむなら心配するだけ損だろ？」
そう言われるとそうだよな、と思いながら走るニュートに追いつけば鳴き声が頻繁に聞こえる。
『盛りの時期？』
「そうみたいだ。相手を探してる」
マグルの世界で言う…カバに迫っている。
ニュートはエルンペントを中型と言うが…カバと比べれば十分大型動物ではないだろうか。
「A、あれちょうだい」
『えーっと……あ、これかな』
ポーチから探ってひとつの瓶をニュートに渡す。
『私がやろうか？』
「僕がやるよ。それに君の求愛をする姿を僕は見たくない」
『……』
それは貶しているのか嫉妬の方なのかどっちなんだ……？？？
手首に匂いを付けたニュートは瓶を私に返す。
中に入っていったニュートは広いところでトランクを開けエルンペントの近くに寄ると足を開き深く腰を落とした。
必死にエルンペントに求愛してるニュートをみて私もなんとも言えない気持ちになる。
「ニュートは何してるんだ……？」
『あれはエルンペントって言って…匂いで釣ってトランクに入れようとしてるんだよ。人間がエルンペントの求愛を真似するとああなるってことは確かね』
確かに私がやらなくてよかったと心の底から思ってしまったのは許して欲しい。
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紅月@aile(プロフ) - 初コメ失礼します！映画沿いで主人公ちゃんとニュートの絡みにドキドキしながら読んでました！何より、文才が凄くて感動しました！2作目も読みたいです！ (2022年5月16日 17時) (
レス) id: 1bb58b29e8 (このIDを非表示/違反報告)
ロッカルキングボーン！(プロフ) - 初めてのコメント、失礼します！本当に本作品が大好きで、本当に最高でした…！主人公ちゃんとニュートの関係性も最高ですし、なにより文が読みやすくて本当に素晴らしいの一言に限ります…！この作品を書いてくださり、そして公開してくださりありがとうございました！ (2022年5月12日 0時) (レス) @page50 id: c839c729ee (このIDを非表示/違反報告)
おちゃ(プロフ) - はじめまして！1作目完結おめでとうございます！！いつも楽しく拝見していました。是非2作目も読みたいです。よろしくお願いします！ (2022年5月12日 0時) (レス) @page50 id: 619933edc5 (このIDを非表示/違反報告)
koropochi0125(プロフ) - 2作目お願いしてもいいですか？ (2022年5月11日 21時) (レス) @page50 id: f7a260b65c (このIDを非表示/違反報告)
真実(プロフ) - 初コメ失礼します！！完結おめでとうございます！！2作目も楽しみにしています！ (2022年5月11日 18時) (レス) @page50 id: 6427fd8af0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるっぷ
| 作成日時：2022年5月1日 20時
