No.5 個性把握テスト ページ5
日比野視点
「個性把握…テストォ！？」
皆が驚きの声を出す。事前に調べてありますけど、確かに‘’普通‘’の学生なら、“コレ“はキツいですね。
特待生としての入学も言わば、根津校長の独断ですし情報の為にもここはちゃんとやったほうがいいですかね、
テストの後普通に授業あるのはキャパ的にもキツそうですけど…
「入学式は！？ガイダンスは？！」
確か麗日さんでしたっけ？事前に資料貰っていた時に見た個性は【無重力】でしたね。
入学式はともかくガイダンスはどうせ除籍するなら無駄ということでしょうか。
「ヒーローになるならそんな悠長な行事出る時間ないよ
雄英は“自由“な校風が売り文句、…そしてそれは“先生側“もまた然り。」
まぁ確かに言っている事は正しい、ですがきっと生徒達は理解していないでしょうね…。
「ソフトボール投げ、
立ち幅跳び、
50m走、
持久走、
握力、
反復横跳び、
上体起こし、
長座体前屈、
中学の時からやってるだろ？“個性禁止“の体力テスト
国は未だ画一的な記録をとって、平均を作り続けている。合理的じゃない。
まぁ文部科学省の怠慢だよ。」
「爆豪、中学の時、ソフトボール投げ何mだった」
「67m」
個性使わずにそこまで飛ぶのはすごいですね、流石入試1位
Aには及びませんが、
「じゃぁ“個性“使ってやってみろ、円から出なきゃ何してもいい、早よ…思いっきりな。」
「んじゃまァ…
死ねぇ！！」
………………死ね？
「まず、自分の「最大限」を知る
それがヒーローの素地を形成する合理的手段」
「なんだコレ！！スゲー面白そう！」
「705mってマジかよ？！」
「“個性“を思いっきり使えるんだ！！さすがヒーロー科！！」
皆口々に喜びを口に出す。あぁ不味いですね、これはきっと彼の 地雷 だ。
「……面白そう…か、ヒーローになるための三年間、
そんな腹づもりで、過ごす気でいるのかい？」
「！？」
「よし、トータル成績最下位の者は見込み無しと判断し、
“除籍処分“
としよう」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿
文字数が足りない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 20人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蒼 | 作成日時：2021年8月18日 21時
