13.重くなる空気（渡辺side） ページ13
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たぶんこの中で1番空気を読めていないであろう俺。
めめのなんで家ないんすか。でAが家ないの知ったし、彼氏いんのも知らなかったし、ましてやD Vされてんのなんて知る由もなかった。
『…その彼氏とはきっちり話してなるべく円満に別れる予定です。あとこの家の場所は知らないので押しかけてくることは絶対にありません』
円満って…
宮「彼が仕事終わりの望田さんの後を付けてくる可能性は？」
『…』
宮「職場はさすがに知ってますよね」
めめの言葉でピリついていた空気が涼太の言葉でさらにピリついた。
宮「元は望田さんの家なのは重々承知ですが今ここには未成年も住んでいるんです。」
『…』
宮「俺らは一緒に暮らしていてその子を守る義務がある」
宮「危険が伴う可能性がある今、はいどうぞ。と簡単に頷くことは出来ないんです」
深「だてさん…」
この空気に涼太の言葉がずっしりと重くのしかかる。
ラ「えー俺はAちゃん好きだしいいよー」
気付けばお風呂から出てきていたラウールが髪の毛を拭きながら立っていて、沈黙を破るようにそう言った。
ラ「それにAちゃんここ出て行ったらどこに行くの？ネカフェとか？それこそ女の子なのに危ないよ。」
『…』
宮「ラウ」
ラ「てかよく考えてよ。元々ここはAちゃんの家でおばあちゃんはいつでもAちゃんが帰ってきていいようにって部屋を残してたんだよ？それを俺たちが拒否するのは違うじゃない。」
そのままダイニングテーブルに頬杖をつくとAと目線を合わせるようにしゃがんだ。
ラ「困って実家に帰ってきたら見知らぬ男が9人もいて戸惑ったのはAちゃんの方だよ。」
目「ラウ、」
ラ「だてさんが心配してくれるのもみんなが心配してくれるのも嬉しいよ。でも俺はここでAちゃんと暮らすのに賛成。」
ラウールの説得力に大人の俺たちはすっかり押されていた。
もれなくAも。
ラ「ね？大丈夫だよ。」
けどその大丈夫は、誰に向けられたものなのか。
俺にはわからなかった。
14.大丈夫だよの意味（宮舘side）→←12.好奇心はいつだって（目黒side）
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ある。(プロフ) - mamemiyaさん» 初めてのコメントありがとうございます！そうっていただけてとても嬉しいです(*´-`) (6月23日 23時) (
レス) id: 1f4f5764c8 (このIDを非表示/違反報告)
mamemiya(プロフ) - 初めてコメントさせていただきます。今後の展開がとても気になります。更新楽しみにしてます！ (5月30日 17時) (レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
ある。(プロフ) - 綾音さんさん» 綾音さんコメントありがとうございます♡好きな作品と言っていただけでとても嬉しいです🥺励みになります。 (2023年4月29日 22時) (レス) id: 1f4f5764c8 (このIDを非表示/違反報告)
ある。(プロフ) - 樹乃さん» 樹乃さんはじめまして☺️ありがとうございます！！そう言っていただけてとても嬉しいです(*´-`)更新頑張ります！ (2023年4月29日 22時) (レス) id: 1f4f5764c8 (このIDを非表示/違反報告)
綾音さん(プロフ) - 初めてコメントさせていただきます。好きな作品なので更新とても嬉しいです〜！ある。様のペースでこれからも頑張ってください🫶🏻 (2023年4月22日 20時) (レス) @page45 id: 5de1a4939a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ある。 | 作成日時：2022年10月25日 0時
